GMのこぼれ話:SEEDを持つ者編


 マッドマンSEED第三話、『SEEDを持つ者』はいかがだったでしょうか? ちらほらと重要NPCも出てきて、話はいよいよ佳境に! ……なって来てるよね、多分(弱気)

 さて、前回のこぼれ話しでも言っていたように、当初は冗談だったはずの仮面の男がついに出てきてしまいました(笑) 喋り方や、台詞の内容が○ャアっぽいのはご愛嬌(笑) というか、○ンダムSEEDに出てくる仮面の男(ラウ=ル=クルーゼ)もこんな喋り方しやがるし。 それはともかく、彼もまたマッドマンSEEDの話において重要な役割を担っているので、今後の活躍(?)をお見逃しなく♪

 そして、もう一人(?)の重要NPC、ストライクマッドマン『ギラ』!! 今回のシナリオのタイトル、『SEEDを持つ者』とは、彼の事を指します。 じゃあSEEDってなんだ、と思う方もいるでしょう。 SEEDとは、彼自身の生命の源、あるいは魂とも呼べるマッドマン・コアを指しています。 それは他のマッドマンたちもそうだろう、と思うでしょうが違うんです。 ギラのマッドマン・コア……『SEED』は特別なのです。 ここで思い出してみて下さい。 他のマッドマンたちからは侵魔の反応が出ていたのに、なぜ、ギラだけは<月衣>を持っていたのか? それこそが、ギラと他のマッドマンたちとの最大の違いなのです!

 そもそも、世界結界のあるこの第八世界(ファー・ジ・アース)で、非常識とされる彼らマッドマンがなぜ存在できるのか、とは考えてはみませんでしたか? この世界に流れついたギラも当初、世界結界の働きによって、消去されるはずでした。 しかし、彼はその強力な意志と大いなる偶然によって、<月衣>を発動させ、この世界を生き延びたのです! ただ、<月衣>を生み出す過程でほぼ全精力を使い切ってしまい、そこを運悪くトリニティに捕まってしまったのですが…… トリニティ側はギラを調査・研究し、彼のような優秀なマッドマンを量産しようとするのですが、なかなかうまく行きませんでした。 そこで思いついた苦肉の策が、人工マッドマン・コアに侵魔を取り憑かせるという物だったのです。 この段階で、トリニティ製マッドマンはようやく使い物になったのです。

 この設定、劇中で霧人あたりに説明させたかったんですが、言い出すキッカケがなかなか掴めず、結局最後まで言えませんでした(泣) PCやPLさんたちには、どうでもいいっちゃいい事なんでしょうがね…… ちなみに最後のほうで霧人の言っていた『仮説』とは、この設定の事です。 そして、その事実に気付いた彼が何をするのか……? というのは、また次回以降のお楽しみ、ということで今回の講義はこれにて終了とさせていただきます(笑) See You Next Phase!!


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