U.クレアータ

 

   人形は人形に過ぎん。  大人しく道具として使われていればいいのだ。

―――――”鋼の魔導士” レナード=マクスウェル

   違う!  アタシ達には意志が・・・魂がある!!  道具なんかじゃ決してないっ!!!

―――――”紅蓮の剣士” クレア


※クレアータな方々

※特技考察

・異形の戦い:☆☆
 3rdで新たに加えられた、組み合わせた白兵攻撃(格闘、軽武器、重武器)に対するリアクションのクリティカル値を−2にする特技。

「」

・埋込:☆☆〜☆☆☆
 2ndまでは、体内に通常武器を隠匿する特技だったが、3rdからはクレアータ専用装備を、LV個まで取得できる特技に変更された。
 これにより、いくつかの特技がクレアータ専用装備として統合され、解りやすくなっている。
 以下に、各装備の特徴を紹介する。

※牙突針:☆☆☆
 かつては特技の一つであった<格闘>、<軽武器>で使用可能な武器。
 3rdでは防御修正も加わり、攻防一体の武器に進化している。

※触覚:☆☆☆
 かつでは特技の一つであった<格闘>で使用可能な範囲攻撃用武器。
 3rdでは目標をの選択ができるようになり、非常に使いやすくなった。

※爪弾:☆☆☆
 かつでは特技の一つであった、範囲攻撃用射撃武器。
 3rdでは目標をの選択ができるようになり、非常に使いやすくなった。

※強化反射神経:☆☆
 2ndの時代に、SSSクレアータで追加された特殊装備。
 戦闘中、【反射】とそれに関わる技能の判定値を+2し、さらに物理攻撃のダメージを+3できる。
 使用中は毎ターンHPが3点減るものの、戦士型クレアータの強化に欲しい。

※高速思考装置:☆☆
 2ndの時代に、SSSクレアータで追加された特殊装備。
 戦闘中、【知性】とそれに関わる技能の判定値を+2し、さらに魔法攻撃のダメージを+3できる。
 使用中は毎ターンHPが3点減るものの、魔法型クレアータの強化に欲しい。

・怪力:☆☆−
 2ndまでは、過去クレアータ専用特技であったが、3rdではその制限がなくなった。
 白兵攻撃(格闘、重武器、軽武器)のダメージ+5の効果は変わらないが、3rdは全体的に攻撃力が下がっているので、相対的に使える特技になっている。

 「」

・既視感:☆
 <事情通>で登場判定が出来るが、ダイスペナルティ−1の修正を受ける特技。
 クレアータの【共感】の低さも手伝い、使い勝手の悪さは相変わらず。

 「ここに来るのは初めてなのに・・・・・・何故だろう、ひどく懐かしい・・・」

・限界突破:☆
 3rdで新たに加えられた、昏倒状態を無視して動ける特技。
 代償がD6と高いが、回復手段の尽きた場合の緊急措置として持っておきたい。

 「」

・原人:☆☆
 1stでは動植物と意志疎通が可能になる特技(フレーバーテキストに名残が残っている)、2ndでは<交渉>と全ての魔法技能の判定にダイスボーナス+1が加わる特技であった。
 3rdでは、<交渉>と全ての魔法技能の判定にクリティカル+2を得る特技に変更された。

「精霊の嘆きの声・・・・・・大地の怒りの声・・・・・・そして、あなたに殺された人々の無念の声が、私に力を与えてくれる!!」

・攻性化:☆☆☆+
 戦闘形態に変身し、あらゆる攻撃によるダメージを+1D10にし、APを+4にする特技。
 クレアータの華と言っても過言ではない、強力かつ基本的特技。1stからほとんど効果が変わらない事実が、≪攻性化≫の有用性を物語る。

 「これが私の真の姿!  さあ、勝負はこれからだ!!」

・自己修復:☆☆
 クリンナップフェイズで、自身のHPを2D10点回復できる特技。
 2ndの時より代償が少し軽くなった上、回復力も大きくなり、かなり使える特技になっている。

 「損傷率53%・・・・・・これ以上の損傷は危険と判断。自己修復能力、発動」

・人化:☆+
 2ndまでは、未来クレアータ専用特技であったが、3rdではその制限がなくなった。
 クレアータである事がバレにくくなるが、クレアータの存在を知る人間は希少であり、クレアータ自体も差別の対象とはなりにくい(ウルフェン等に比べ)ため、あまり意味のない特技。

 「僕が人形?  ご冗談でしょう」
 「私は・・・・・・私は人間じゃないの!?  ならば私は・・・・・・一体、何者なの!?」

・浸透:☆☆+
 マイナーアクションでエンゲージから離脱できる特技。後衛型のPCなら持っておいて損はない。
 フレーバーテキストに壁抜けや縄抜けが可能とも書かれているが、実際にそれが可能かはGMの判断次第なので、過度な期待はしないほうが良い。

 「体組織の結合を一時的に分離、三秒後に再構築します」

・戦闘感覚:☆☆
 3rdで新たに加えられた、組み合わせた物理攻撃(格闘、軽武器、重武器、射撃)のクリティカル値を+2にする特技。
 3rdでは、多くのクリティカル上昇特技がLV修得型になっているので、有用性の高い特技である。

「」

・装甲外皮:☆☆
 2ndまでは、現在クレアータ専用特技であったが、3rdではその制限がなくなった。
 マイナーアクションで、全てのダメージ種別の装甲値を+4できる特技。取得制限がなくなり、かなり使いやすくなった。

 「」

・超加速:☆☆
 2ndまでに存在した≪増碗≫の名称変更版。
 2ndアクションフェイズで白兵攻撃(格闘、重武器、軽武器)のできる特技。
 代償Rが加わった事で、かなり使用制限がついてしまったが、今までが2ndアクションの使用が容易すぎたぐらいなので、これぐらいの制限は当然の措置と言える。

 「クロックアップ!!」

・特殊耐性:☆☆
 
2ndまでに存在した≪毒物耐性≫の名称変更・強化版。
 バッドステータスを受けた際に、受けたバッドステータス一つを打ち消せる特技。
 あらゆるバッドステータスに対応可能となり、使い勝手が良くなった。

 「私の体の組成は人間とは異なる。人間の毒など私には通用しない」

・破壊の声:☆☆
 2ndではあらゆる攻撃魔法を実ダメージに変更できる特技だったが、3rdではダメージタイプ:C±0で、ダメージを+1D10点追加する特技に変更された。

 「私が発する声は、全てを破壊し、生あるものに死を与える、死神の声だ!!」

・変身:☆
 他人そっくりに変身できる特技。
 ルナかファンタスマ持ちならば似合うし、実用的ではあるが、それ以外のキャラクターでは積極的に取るだけの価値が薄い。

 「この程度の変装なら、簡単よ・・・・・・」

・魔法耐性:☆☆−
 2ndまでは、魔法抵抗時の<自我>判定にダイスボーナス+1を与え、さらに判定に失敗しても、魔法ダメージを3点軽減できる特技だった。
 3rdでは、魔法ダメージを3点軽減の効果のみに限定された。
 解りやすくはなったが、攻撃魔法以外の魔法抵抗への有用性がなくなり弱体化している。

 「その程度の魔法、私には効かない!」
 「フィールド全開っ!!」

・刃の心:☆
 3rdで新たに追加された、所持している武器を一つ選び、その武器による攻撃のダメージを上昇させる特技。
 1アクト1回の制限のわりに、さほど攻撃力は伸びないので、他の特技を取ったほうがいい。

 「」

・融合:☆+
 複数の武器を自らの肉体を媒介とし、融合させる事で、それぞれの武器の長所を組み合わせられる特技。
 武器の個数に関わらず、代償がRに固定されたので以前よりは使いやすいかもしれない。

 「融合合体!!」

・予備記憶:☆
 2ndまでは、因縁に関わる<知覚>判定にダイスボーナス+LVを得られる特技であった。
 3rdでは因縁取得上限を+LVできる特技に変更された。
 使い勝手はこちらも微妙ではあるが、解りやすい効果に変更されたのは評価したい。

 「ファイル検索中・・・・・・・・・検索終了。4つの関連データが見つかりました」

・最適化:☆☆☆
 3rdで追加された、過去クレアータ専用特技。
 組み合わせた物理攻撃(格闘、軽武器、重武器、射撃)のクリティカル値を+2にする特技。
 1シーンに1回の使用制限を除けば、≪戦闘感覚≫の強化型と言える有効な特技。

 「」

・学習:☆☆
 3rdで追加された、現在クレアータ専用特技。
 他のクレアータ特技と組み合わせて使い、その判定にダイスボーナス+1を得られる特技。

・強化骨格:☆☆
 3rdで追加された、未来クレアータ専用特技。白兵攻撃(格闘、重武器、軽武器)のダメージを+5する特技。
 代償のない≪怪力≫と言える効果で、比較的使いやすい。

・埋込U:☆〜☆☆☆
 GoBで追加された特技。クレアータ専用装備を、さらにLV÷2個まで取得できる特技。
 GoBでクレアータ専用装備が追加された事により、作られた特技であるが……この安直なネーミングはどうにかして欲しいもんだ。
 以下に、GoBで追加された各装備の特徴を紹介する。

※鮮血手:☆☆☆
 2ndの時代に、SSSクレアータで追加された<格闘>で使用可能な特殊武器。
 攻撃力は他のクレアータ専用武器とあまり変わらないが、対象のパリーにダイスペナルティ−1の効果がある。

※裁きの光:☆☆☆
 2ndの時代に、SSSクレアータで追加された光学兵器。
 2ndでは隠匿不能の強力な機械弓であったが、3rdでは隠匿可能(サイズSS)なRダメージを与える特殊な射撃武器へと変化した。

※純粋なる心臓:☆☆
 3rdで追加された、護符扱いの特殊装備。
 1アクトに3回まで、【共感】とそれに関わる技能の判定値を+2する。
 【共感】の低くなりがちなクレアータには、嬉しい装備。

※鋼の心臓:☆☆
 3rdで追加された、護符扱いの特殊装備。
 魔法抵抗の判定値を+2にできるが、受ける魔法ダメージが+2されてしまう。
 ある意味、≪魔法耐性≫の真逆の効果を持つ装備。

※筋増幅:☆☆
 3rdで追加された特殊装備。
 物理攻撃のダメージを+2(最大3つまで装備可能で、最大+6)できる。

※鏡面装甲:☆☆
 2ndの時代に、SSSクレアータで追加された特殊装甲。
 魔法ダメージを2点軽減できる。≪魔法耐性≫と組み合わせることで、高い効果を発揮できる。

※鋼鉄の皮膚:☆☆
 3rdで追加された、特殊装甲。
 S、I、C全ての装甲値を+1する。最大3つまで装備可能。≪装甲外皮≫や≪戦闘形態≫と組み合わせる事で、高い効果を発揮できる。

※飛行翼:☆+
 3rdで追加された、飛行用特殊装備。
 戦闘中、飛行状態になれる。自力でかっこよく空を飛びたいなら、是非取りたい装備。

・感覚加速:
 GoBで追加された特技。セットアップフェイズにおいて即座に白兵攻撃が行える特技。
 

 「」

・擬死:
 GoBで復活した特技。仮死状態になれる特技。
 

 「」

・反撃の雷:☆☆
 GoBで追加された特技。ダメージを受けた際に、攻撃してきた対象にLV×2点の実ダメージを与える特技。
 地味だが確実に相手にダメージを与えられるカウンター技。 

 「」

・戦闘形態:☆☆☆+
 GoBで追加された、現在クレアータ専用特技。戦闘形態に変身し、全ての装甲値を+3にし、あらゆる攻撃のダメージを+1D10点できる特技。
 ≪攻性化≫と≪装甲外皮≫を足して2で割ったような強力な特技。単体でも強力だが、≪攻性化≫、≪装甲外皮≫の効果を足すことで、劇的に強くなれる恐るべき潜在能力を秘めている。

 「」