さて、今までさんざんトーキョーN◎VAを批判しておいて何だが、最近N◎VAをやってみたいという気持ちが、僅かながらではあるが湧いて来ている。 ただし、あの連中と一緒にやるつもりは欠片もないし、ルーラーをやる気は全くない。 今までの私の文章を読んできた人達の大半が、今さら何を言ってるんだと思うだろう。
だが、あの忌まわしいセッションから一年近い時間が経ち、冷静な気持ちで当時の事を振り返ってみると、セッション終了直後とは違う考えを抱いている今現在の自分に気付いたのだ。 あの頃の私は、絶望しか感じていなかった。 その結果、私はトーキョーN◎VAから逃げ出した。 全てをN◎VAのせいにして、自分が全て正しいと思い込もうとしていたのかもしれない。 批判なんて、誰だってできる事だ。 しかし、そこから一歩でも進もうとする意志がなくては、批判する側もされる側も、何の意味もないのではないか? これが今の私の考えである。
私がこういう考えに至った背景には、ある身近な人物の存在があったからだ。 わりと最近気付いた事なのだが、その人はやたらといろんな事を批判する性質の人間である。 しかし、それに行動が伴っていないのだ。
アンタはこのTRPGのシステムがダメだと批判するが、アンタはそんな偉そうな口が利けるほどそのTRPGをやり込んだとでもいうのか!? あるいはそれを越えるTRPGのシステムが開発できるとでも言うのか!!?
アンタはある漫画のタイトルが単純過ぎると批判したときがあった。 だったらアンタはそれ以上のすばらしいタイトルが付けられるのか!? 漫画ができるまでの、人々の努力や苦労を知りもしないで、そんな無責任な批判をするのか!!?
アンタはよく小説のここがおかしい、そこが変だと批判しているが、アンタにそんなに完璧な小説が書けるのか!? 実行もロクにできないくせに、偉そうな口を利くな!!!
・・・・・・失礼、少々興奮しすぎた様だ。 念の為に言っておくと、ここでいう「アンタ」とは、件の人を指した言葉である。 決して、読者の皆様方に向かって言っている訳ではないので、誤解なさらないように。
最近、この人の無責任な批判が鼻について、しょうがないのだ。 だから、最近の私は批判をすることを極力しないようにしている。 そんな考えを抱くようになったとき、私はある事に気付いたのだった。
私が今までして来た、トーキョーN◎VAに対する批判や非難は、あの人のしている事と同じなのではないか!?
そう思ったとき、私は自分の愚かさが、悲しくそして腹立たしくなった。 そして、今再び、トーキョーN◎VAを見直す必要があると思った。
―――――まだ、終わりじゃない。 これから始まるんだ!
こうして私はN◎VAが嫌いになった・完
実は上の文章は、N◎VAエッセイ公表直後に書いたものである。 書いてはみたものの、一貫性のない奴と見られるのが嫌だったので、隠しページ扱いにしてあった。 とはいえ、簡単に来れるので何人かはちゃんと読んでいるかもしれないが・・・・・・
全てはようやく始まったのだろう。 我ながら、走り出すまで時間のかかる男だと思う。 しかし、走り出した私を止めるのが容易ではないのも、また事実である。
さて、どの方向に走っていこうか? まずはカブトでも極めてみるか。 いやいや、マイブーム(?)の医者(タタラ)でもいいな。 それとも、バサラ、マヤカシ、アヤカシで「N◎VA・ファンタジー」でも目指してみようか。 それとも・・・・・・・・・
こうして私はN◎VAが嫌いになった・今度こそ完(笑)