GM的インタールード・鋼の傭兵団編

 

 さて、私の(恐らく)初の長編ブレカナキャンペーン第1話、『鋼の傭兵団』はいかがだったでしょう?  いやはや、リプレイ作成も全くの初挑戦だったので、いろいろと大変でした。  何度となく挫けそうになりましたが、その度にこの面白い話を是非とも、多くの人に読んでもらって楽しんでもらいたい、参加してなかった人にもこの楽しさを共有してもらいたいという想いが、なんとか私をここまで動かしてくれました。  このシナリオに積極的に参加し、私の想像以上に話を面白くしてくれたプレイヤーの皆様方に、この場を借りてお礼を言わせて頂きます。

 

 このシナリオの元となったのは、ルールブックの付属シナリオ『処刑都市』です(ルールブックP230〜P237参照)  それをキャンペーン用にアレンジしました。 殺戮者は元シナリオの奴をクレアータ化しただけも同然ですしね(苦笑)  しかも、その後『ファンタジー魂』で紹介されたシナリオ『黒風再来』(P46〜53参照)では、そいつが本当にクレアータ化して戻って来てますし(笑)  いやはや偶然って恐ろしい・・・・・・

 既にわかっていらっしゃる方はわかっているでしょうが、このキャンペーン全体のテーマは、<クレアータとは何か!?>です。  何と言っても、私の作ったシナリオですもん(笑)  今回のシナリオでも、イクスの一言がきっかけで全PCがえらく考え込んでましたしね。  シナリオが進むに連れて、クレアータハンターのレオ君がその辺りについて一番悩み、考えていくようになります。  早くも私の目論見大成功ですよ!(笑)  これからも、敵・味方ともに様々なクレアータが出てきて、その存在感を見せつけてくれることでしょう。

 今回の殺戮者ゼノンの場合は、『力を手に入れて、それに溺れてしまった愚者』がテーマでした(もっともこれは、殺戮者全般に言える事かもしれませんが・・・)  参加してくれたプレイヤーさん達はその辺りをちゃんと感じとってくれたようで、それに合ったセリフを言ってくれて実に良かったです。

 ちなみに、ブレカナの世界でサイボーク化技術(?)は一般的なものではない・・・・・・気がします。  ルールブックを読み込んでいくと、それっぽい人達は多少はいますが・・・・・・  少なくとも、このシナリオにおける黒幕はその技術を既に確立しています。  ただ、それによって人間性を失うかと言うと・・・実は定かではありません(笑)  結局のところ、それはその人次第としか言えません。 エンディングのレナードのあのセリフは、『天羅万象・零』の機人化技術に関する記述からそのまま持ってきたものです(汗)