GM的インタールード・鋼の魔獣と白き亡霊編

 

「ふぅ、ようやく第二回目のリプレイを仕上げられた〜!!」

 というのが、今の正直な感想です。 大幅に遅れてしまってすいません。 本当は去年中になんとかしたかったのですが・・・・・・

 

 いきなり話が佳境に入ったような、そうでないよーな。 少なくともペルディータ・・・もとい“ゲシュペンスト“はその圧倒的存在感(笑)を見せつけてくれましたね。 彼女の台詞がほとんどアドリブだったなんて言ったら、どれくらいの人が信じるんでしょう? でもこれが事実だったり。 あれって、私の本性って事は・・・・・・ないよね、ねっ!?(爆) ・・・・・・ま、冗談はともかく、彼女のキャラは最初の頃にはほぼ出来上がってましたから、それが良かったんでしょう。 キャラの性格や設定をちゃんと決めておくのは大事ですね。 今後も彼女はPCたちの前に時々現れては、いろいろと嫌がらせをしてくれるでしょう(笑)

 さて予告しておいた、なぜ“ゲシュペンスト“がハーマイオニーと名乗っていたか? これは原典のせいです。 “ゲシュペンスト“の過去の名前、ペルディータ(本によっては、パーディタとも読むらしい)は、かのシェークスピアの戯曲『冬物語』から取って来ています。 その意味は、『行方の知れぬ者』という意味があるそうです。 そして、そのペルディータの母親の名が、ハーマイオニーなのです。 ね、ハ○ー・ポッターとは全然関係ないでしょう? ちなみに、ゲシュペンスト(Gespenst)はドイツ語で幽霊、まぼろしといった意味のある言葉です。 PCの一人にも勘違いされましたが、骨の騎士とは何の関係もありません。 そもそもイキナリそんな高レベルのクリーチャーを出したりしませんって(苦笑)

 今回のシナリオは・・・・・・少々練りが足りなかった気がします。 情報をうまく与えられず、PCをうまく誘導する事が出来ませんでした。 もう少し、情報の与え方や導入をを工夫する必要がありますね。

 今回の殺戮者、“キマイラ“ことフェンリス。 彼はウルフェンの因子を組み込んで創造されたクレアータでした。 その異形ゆえに、人からもそして獣人からも受け入れられない、孤独な存在となりました。 それが原因で、堕ちちゃったんですが・・・彼が狼を友としていたのは、そういった理由もあるからです。 ただ、劇中でそのあたりを表現しきれなかったのが心残りです・・・・・・ちなみに例の狼たちは、<新世界>の技術で知能を上昇させられてます(元ネタは、サイボーグ009のアレです) オメガにとっては、ほんの戯れ程度の事ですが・・・・・・・・・

 さて次回はどんな殺戮者が出てくるのでしょうか? 幹部の方々も動き出して来ましたし・・・・・・あ、幹部ってのは<トリニティ>と呼ばれる、次の三人の事です。

”リッター”:アダマスと思われる男。 つねにオメガと呼ばれる人物の側にいて、彼を護っている。

“ゲシュペンスト“:今回PCたちの前に姿を現した女性で、言霊を操る。 オメガに代わって、現地で活動する『同志』の後方支援を担う。

”ドクトル“:謎の老人。 様々な魔術や錬金術に長けているらしい。 

 まだまだ詳しい事は、当然明かせません。 いずれ彼らと戦う時に、それは明かされることでしょう。