シーン1 月夜の再会 <アダマス正位置>
GM:いつものように、前世の夢オープニング行きましょう。 あなたは今はセレンディです。
リサ:はい、セレンディですね。
GM:あなたはなぜか、暗闇の中をさまよっています。 そのくせ、自分がセレンディである事は直感的にわかってます(笑)
セレンディ:「ここは…?」
GM:あなた…セレンディは無意識にレナードを探しています。
セレンディ:あ〜、だから一枚目が逆位置なんだ(笑)
GM:……なんかロールプレイして下さい。 間が持ちません(笑)
セレンディ:「一体、ここはどこ?」
GM:考えてみても、答えは出てきません。
セレンディ:「レナード? ペルディーター!?」と呼びかけます。
GM:そうしていると、向こうの方に人影を発見します。
セレンディ:誰でもいいので、そっちに向かって走っていきます。
GM:近づくと人影が誰であるか判ります。 銀髪の男、レナードですね。
セレンディ:「レナード!」と言って、近づいていきます。
GM:彼はあなたを見て突然、「来るな!!」と叫びます。
セレンディ:一瞬立ち止まりますけど、無視して彼に近づきます。
GM:「だ、駄目だセレンディ!!」 彼は妙に悲鳴じみた声をあげます。
セレンディ:思わずビクッ、となって立ち止まります。
GM:「私は…君に受け入れられる資格などないのだ! 私は君の知ってるレナードではないんだ!!」
セレンディ:「えっ、どうして? どういう事!?」
GM:「どうして、だって……?」 そこで彼の口調がガラッ変わります。
セレンディ:またビクッとします。
GM:するとどこからともなく、ベキベキッという変な音が聞こえてきます。
セレンディ:うわぁ、嫌な予感……
GM:よく見ると、レナードの背中がボコボコと蠢いて、奇妙な突起物が服を破いて出てきます!
ティナ:獣化兵(○アノイド)と化している!?(一同笑)
GM:さらに右腕がガクガクと動いて、異形のものへと変形していきます。
セレンディ:「いやぁぁぁぁぁっ!?」(悲鳴)
GM:「私は……ヒトではない」 そう言って振り返った彼の顔は影になっててよく見えませんが、眼が不気味な赤い輝きを放ってます。 「こんな私でも…君は、受け入れてくれるというのか?」 そう言って、完全に異形化した右腕をあなたの方に差し出します。
一同:うおぉぉっ!?
セレンディ:かなり気味悪いなぁ……答えを言うまでもなく、体が凍りついたように動かず、ガタガタと震えています。
GM:そんなあなたを見て、「やはりか……やはり私はニンゲンには受け入れられない存在なのか!? ならば!!」と言って、異形の右腕を振り上げてっ!!
一同:…………(沈黙)
GM:……あ、あの、何かリアクションは?
セレンディ:リアクション? 凍りついたままですが…
GM:じゃあ、その右腕があなたの頭上に振り下ろされてっ!!
セレンディ:「きゃあああああっ!!」
GM:その自分自身の悲鳴で、あなたは目を醒まします。
リサ:汗だくになって、「はぁ、はぁ……」と荒い息をついてます。
GM:かなりの絶叫だったのですが、幸い現在は真夜中だったので、誰も気がつかなかったようです。
リサ:「どうしてあんな夢を見たのかしら……」
GM:すると、どこからともなく歌が聞こえてきます。 とても悲しい旋律の歌です。 マーテルのあなたならよく知っている歌―――鎮魂歌(レクイエム)ですね。
リサ:こんな時間に誰がそんな歌を!?
GM:何気なく窓の外を見ると、シミ一つない、病的にまで白いローブを羽織った人がいます。
リサ:ああーっ、まさか!?
GM:ローブのフードから覗いている髪の色も、ローブ同様に真っ白です。
レオ:そんなに柔軟材を使わんでも(一同爆笑)
リサ:部屋を飛び出して、彼女に駆け寄って行きます!! 「ペルディータ!!」
GM:「これはこれは…お久しぶりですわね、セレ…いえ、リサ様」 彼女はあたかも今気付いたかのように、静かな声で挨拶します。
リサ:無言で立ち尽くしています。
GM:う〜ん、気まずい雰囲気……
リサ:そりゃそうでしょう。 相手が相手だけに。
GM:そっちが黙ったままなら、こっちから話し掛けますよ。 「今宵は月が綺麗ですわね」と言われて、夜空を見上げると………そこには紅い月がっ!!(一同爆笑)
リサ:それはナイトウィザードですっ!!
GM:もちろん、これは冗談。 この世界の月は常に三日月ですから。 彼女の言う通り、綺麗な三日月が夜空に浮かんでいます。
リサ:浮かない顔をしつつも、正面から彼女を見据えています。 「ええ……ところで、レナードはどうしているの!? 約束通り”キマイラ”を退けてきたのだから教えて!!」
GM:「そうですわね……セレンディという人物が生きていたのは、今から何年前でしたかしら?」
リサ:そういえば、そうですね……何年前ですか?
GM:セレンディが生きていたのは、今からだいたい四十年ほど前です。
リサ:四十年!? 「そうね……随分と長い時間が経ってるわね。 それじゃあ、久しぶりと言うべきかしら?」
GM:ちなみにペルディータの容貌も、昔とほとんど変わってません。 だからこそ、この前気付く事ができたのですが。
リサ:「でも、何があったというの、四十年前に? あの人に何が起こったの!?」
GM:「それは、ご自分で調べられるのが筋というものではないですか?」と意地悪く微笑みながら言います(一同笑)
リサ:少しだけ表情が歪みますね。
GM:「今すぐ私について来るというのであれば、教えて差し上げてもよろしいのですが…」
リサ:「言ったはずよ、断ると!!」
バリス:まっぴら御免よ!!(笑)
GM:「やはりそうですか……そういう頑固なところは、昔とちっとも変わってませんのね」
リサ:「言ったはずよ…あなた達に従うのが賢いというのであれば、私は愚かである事を選ぶと!」
GM:「本当に愚かですわ。 あなた達にどれほどの災厄が振りかかるとも知らずに……」 そう言うと、彼女は立ち去ろうとします。
リサ:「あの人に伝えてちょうだい。 あなた達が何をするかはわからないけど……私は必ず会いに行くから!!」
GM:彼女は立ち去ろうとして、ふと足を止めます。 「そういえば…あなたや他のお仲間達には<聖痕>という己の身を守る力がありますが、それ以外の方々はどうなるのでしょうね?」
リサ:えぇぇぇーっ!?