蓼科日記 2004年

 5月1日    
千曲市戸倉上山田へ荒砥城跡と酒造りコレクションを見に行きました。昼食におしぼりうどんを食べました。秋に一度だけ収穫できるねずみ大根の絞り汁がうどんのつけ汁です。きりきりするくらい辛い汁に甘口味噌を溶かして和らげます。ビックリするおしぼりうどんに挑戦してはいかがでしょうか。
       
       
 5月2日    
待ちに待った諏訪大社御柱祭の上社本宮一之柱と二之柱の里曳きを見ました。御柱屋敷に集まる氏子達、騎馬行列、御柱迎え、木遣り、メドデコを揺らしながら進む御柱。今回も感動した御柱祭。次回は木落としと川越しを見たいです。蓼科へ戻り杜鵑峡のガス燈でせせらぎを聞きながらコーヒーを飲みました。先程の喧騒を忘れる静かなひと時でした。
       
       
 8月8日     木曽福島宿をぶらぶら歩きました。山村代官屋敷で珍しい武者雛を見て、入口のお茶屋さんで一息つきました。お茶うけに出してくれたきくらげの佃煮が美味しくてお土産に買いました。興禅寺の宝物殿で木の香りに包まれて詳しい説明を聞き、暑さをしのぎほっと一息つきました。福島関所をまわった後、足湯で疲れをとりまた一息。さっきのお茶屋さんで混んでいた蕎麦屋くるま屋の支店が近くにあることを教えてもらいました。辛味大根おろしが添えてあるもりそばが美味しかったです。強い日差しと暑さの中、一息つきながらのんびりした一日でした。
       
       
 8月11日     諏訪大社御柱祭里曳きで見た御柱を確かめに上社本宮へ、他にも前宮、下社春宮・秋宮にも行きました。それぞれ趣があり心落ち着く宮でした。諏訪湖畔公園足湯と諏訪市博物館足湯のはしごもしました。帰りにビーナスライン沿いにあるたてしな自由農園花蒔店で名産かりん液とかりん漬けをお土産に買いました。かりん漬けはおいしくてクセになりそう。
       
       
 8月13日     茅野商工会議所主催の納涼花火大会を見に茅野市運動公園へ行きました。会場周辺の交通規制と見物場所の様子が分からなかったので6時すぎに自由広場へ着きました。早すぎましたが、折りたたみ椅子を邪魔にならないところへ置き夕食を食べながら7時半の打ち上げ開始まで待ちました。頭上に拡がる10号花火に圧倒され、降りそそぐ花火に包まれるような幸せを体験しました。茅野市民と観光客が共に楽しんだ一夜でした。帰路は地図を頼りに初めて通る道を選びなんなく戻りました。
       
       
 8月14日     望月宿と小田井宿をまわり、佐久市岩村田にある蕎麦屋磊庵はぎわらを探し当てました。清流そば(水そばとかつおだしそば)、らいあんそば(2種類のそば)、玉子焼きを食べました。香りとこしがそばの奥深さを教えてくれました。帰路公開中の無藝荘(ビーナスラインプール平)へ寄り、小津安二郎・野田高梧と蓼科の関係を映像で見ました。この無藝荘が移築されてから内部を見たかったので嬉しかったです。
       
       
 8月26日     戸隠蕎麦に魅せられて戸隠へ行きました。杉並木に圧倒される奥社、賑わっている中社、石段二百段の先にある静かな宝光社。家族連れに人気の忍者からくり屋敷では迷子になりながらなんとか出口にたどり着きました。中社前のうずら家でのど越しのよいこしのある蕎麦に満足。珍しいそば豆腐(そば粉と吉野葛で作った)も食べました。浪漫街道の甘味あっさりでコクのあるアイスクリームで〆ました。
       


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