絵てがみ日記
この春4年生の次男が4歳のクリスマスのころだった。突然「ねえ、サボテンも花が咲く?」と尋ねる。見たほうが早いと、近くのホームセンターの園芸コーナーまでサボテンを見に行く。手のひらにのる大きさで、ちょうど花をつけたものがあった。あんまりにも「すごいすごい!」と感動しているので買ってやる。しかし、花が終わるととたんに興味をなくし、そのままになってしまった。毎年年末の大掃除のころになると「コレ、処分しなくちゃね。一年たってもあれきり花は咲かないし、サボテンはめんどうなんだね。」などと言いつつも、小さくてじゃまにならないのが幸い(?)して、ずっと窓際に置いたまま埃をかぶっていた。かれこれ5年以上。ときはめぐり、2000年4月。ばたばたと忙しい年度の始め。忙しさで、ちょっと気持ちがささくれだっている。なんだか、何をやってもうまくいかない、そんな焦燥感で視野が狭くなっている。いつものようにどんよりした気持ちで目覚めた朝、「おかあさんたいへん!見て見て!!」と次男か言うので、何ごとかと思って行ってみると、サボテンに赤いつぼみがついている!花をつけているではないか!たったひとつだけれど、何年ぶりだろう、凄い生命力!すると、だんなさんがぽつり、「それでも年に3回くらいは、水をくれていたんだぜ。」つぼみはすぐに開いた。凛としたりっぱな花だ。変化は無いように見えても、着実に変化(好転)はしているのだ。見ていないようでも、見ている人はいる。サボテンとだんなさんに感動して1枚。 2000.4.12
2000.4.12
2000年3月1日。2月の思いがけない大雪で、心身ともにへとへと。ホームペーもなかなか更新できず、凹んだ自分にあてた、絵てがみ。
2000.3.1
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