もらったサインの保存のしかた
飾るときの注意




皆さん、せっかく頂いたサイン色紙ををむき出しにして飾ったり
むき出しで押入れに入れたりしていませんか?
気がついたら色が落ちていたり変色、黄ばみなどしていませんか?
そういう悩みを私が解かる限り解説します

(文章の重要な部位は黄色で表記しておきます)


サインの保存のしかたと飾るときの注意



 長時間のあいだ日に当てておくと、どうしても日焼け、変色を起こしてしまうものです。もらったサインを変色させず維持する一番いい方法はまず日に当てないことです(押入れに入れとくとか)。蛍光灯は大丈夫だと思ってる方も多いでしょうが、はっきり言って紫外線の影響で日焼けします。とはいっても長時間、しかも近距離にずっと当てておくようなことをしない限りはある程度は大丈夫です(あくまである程度)。それと何色(なにいろ)でサインしているかによってだいぶ耐光性の度合いが違ってきます。黄色系やピンク系、それに蛍光色などの明度の高い色は黒や茶色よりずっと耐光性が弱いので十分な注意が必要でしょう。
 せっかくもらったサインなのに、いい保存の方法は押入れに入れて日に当てさせないことなのですが、やはり色紙などは、どこかに飾りたいでしょう。もし飾る場合は次のことに気をつけてください。

 

 

1 一日に太陽が1秒でも当たる場所には絶対飾らない
2 蛍光灯と飾るものの間をせめて一メートル以上は開ける
3 むき出しで飾らず額縁などに入れる
4 湿気や熱気には十分気をつける
5 油を使うところでは飾らない(台所)


 

以上5点です。1,2は上で説明した通りです。3はほこり等がつくとその部分がシミになりやすいからです。

4は押入れに入れているときもそうなのですが、カビなどが生える原因です。

5は私の経験で、油が多く使っている場所で物を長時間置いていると、何故か汚れるのです。


言い忘れましたが、もし押入れに入れとくなら虫食いなどにも注意してください。

たまには外に出して空気に触れさせるのがベストです。


これでもやはり耐光性の弱い色は退色の恐れがあるので飾るか飾らないかは皆さんのご判断にお任せします。


次に私がやってる保存の仕方を簡単にまとめておきます。


 

1 押入れにしまっておく。
(乾燥剤などを入れておくと湿気対策にはよい)

2 飾るなら上に書いた5つを守る

3 直に触れると指紋のついた所から汚れるので扱いには気をつける(紙媒体)

4 色紙を誤って落としたりすると角が曲がるのでバインダー等に入れるといい。

5 一枚一枚ビニール製の袋に入れて保存

 


とりあえずこんなところです。
ちなみに私は押入れに乾燥剤は使ってません。

これだけ注意しても色紙製造時に紙と台紙の間に不純物が混じっていたり、紙自体に不純物が混ざっていると数年後そこから茶色いシミになって現れてきます。こればかりはどうしようもないので、
もしそういった事態になったら酷くなる前に表具屋等でシミ抜きを依頼するのも手です。(ただし諭吉先生が何枚か飛んでいくのは覚悟しておいて下さい)


 


ちょっと重要
あと額に入れて飾る場合、東急ハンズで紫外線カットフィルムという蛍光灯などの光を遮断するフィルムか売っているそうなのでこれを使うと大丈夫のようです。更新(2002.2/14)



書籍編

 書籍も上を見ていただければいいです。ただ表紙などをむき出しおくと、汚れや破れの原因となるのでカバーなどをつけるのがベストです。「カバーじゃ表紙が見えない!」という方にはグラシン紙かパラフィン紙をお勧めします。半透明のトレーシングペーパーのような紙で光(紫外線)を抑える働きのある紙です。古書などを集めている人が愛用しているものなので効果はかなりあると思います。薬局か大型の画材店に行けば多分売っていることと思います。ちなみにビニール製の透明のカバーも売っていますが当然、光は99%遮断できません。

 

 

最後に

少しはお役に立てたでしょうか?

まぁ私もそんなに細かく管理しているわけではないのでえらいことは言えませんが、上の5つを守ればある程度は防げます。2.30年と言う長い月日を見れば話は別かもしれませんが、私の数百種類のサインはとりあえずまだ無事です。

最終更新日(2002.2/14)

 




サインしてもらった色紙の私流な保管法
(写真付で解説)

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