ここ最近行われるサイン会のもらう側のもらい方について説明


ここ1〜2年内に行われたサイン会でのサインのもらい方で
以前まではなかったもらい方の主なものを私が見た限りで説明いたします。
(漫画、イラスト系のサイン会が中心)


1 名前を書いてもらうのが嫌なのでキャラクターの名前などを書いてもらう


最近とても多いです。ここ最近行われる主催者側のやり方の6番目にも書きましたが、サインを待っている最中スタッフがボールペンを持って「整理券の裏にご自分のお名前をお書きください。あとで先生に名前を入れてもらえます」と巡回しているのです。
サイン会慣れしている方で名前を入れたくなければ無視したり、何か言われれば軽く流せばれば済むことなのですが、ほとんどの方は当たり前ですが慣れていない方です。そういう方たちは「名前を必ず書かなくてはいけない」と思ってしまう方も多く、その中で「名前を書かれたくない」という人は著作本のキャラクター名などを自分の名前として書いてもらう人が多いです。

余談ですが、サイン会慣れしている人はその更に裏をついてキャラクター名(苗字と名前)を率先して書いてもらったり、いろいろなことを考え書いてもらっています。


2 自分でペンを持ってくる

サイン会でこのところ見かけるようになったのが持参でペンを持ってくる人です。
多分これはサインをたくさん書いていると当たり前ですがペンのインクの出が悪くなり、ペン先も潰れてきてしまいます。さんざん待った揚句(あげく)いざ自分の番になったら『かすれたサインをもらう羽目に』ってこともしばしばです。ですので自分で持ってきたインクも十分にあり、ペン先も潰れていない新しいペンで書いてもらおうとする方たちが増えてのだと思います。
持参の違う色で書いてもう人も見かけるようにもなりました。
自分でペンを持ってくる本当の理由はその人にしか分かりませんが、私ならそう考えて持って行きます。


3 最近多い色紙NGのサイン会。でもイラストは描いてもらえる場合、本のカバーを外してその裏に大きく描いてもらう人がたくさんいる(カバー裏白戦法!!)

最近、本当に多い色紙のみNGのサイン会。しかし法の目をかいくぐってもらっているようなやり方がこの「カバー裏白戦法」です。コミックスの本のカバーを取り、裏にして広げるとドラえもん等の新書判サイズだと縦が約175o×横約365o、ゴルゴ13等のB6サイズだと縦が約180o×横約445oとなります。
この広げた表紙を縦長にすると色紙の硬さと横幅こそはありませんが色紙のサイズ(272o×242o)より大きくイラストを描いてもらえます。よくサイン会で『サインは対象の著作本に限らせて頂きます』と書いてありますが著作本でこれをやってもスタッフは絶対文句が言えません。
これを私が最初に見たとき「よく考えたなぁー」と本当に感心しました。
著作本を一冊無駄にできるのなら、こういう風に描いてもらった後、色紙やイラストボードにそのサインを丁寧に貼り付け、新しくもう一冊買うといいのではないでしょうか。

この方法を最初の人がやるとみんなそうなってしまう可能性もあり(注1)描く人は大変なので、やるのなら最後のほうに並んでやるのが作者のためかもしれません。


最後にここも余談ですが、もしかしたらそのうち

『サインは対象の著作本に限らせて頂きます(表紙部分のサイン不可)』

となるかもしれませんね。(注2)




(注1)あくまで可能性があるだけ。やはりまだカバー裏よりちゃんと本にサインしてもらいたい人のほうが需要はあると私は思っている。



下記2005.6.27更新

(注2)本当にそうなりました2005年6月現在

某店舗のサイン会注意書き

『サインする箇所は、予め決めてあります。その箇所以外にサインすることはできませんので、ご注意ください』

だそうです。ホントになるとは思わなかった・・・・。



(2002.3.5.更新)

(2005.6.27最終更新)


色紙に貼り付けちゃえ!!


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