日 記

(2010年10月)


<Welcome from Fukushima - Konno>

◇ 10月も最終日になりました。日曜日です。生憎の天気ですが、福島県知事選挙の投票日です。9時過ぎに投票所に行きましたが、雨のせいか、人出が少ないようです。
 10時からの英語講座の再放送(ラジオ)を30分ほど聞いて、孫娘たちを迎えるための部屋の整頓。
 孫娘たちは、12時過ぎに到着。娘が学会で神戸出張なので、夫君が孫娘二人を連れて、100キロのドライブ。よくまあ、来たものです。昼寝の途中だったのか、寝ぼけています。私のベットに潜り込んでしばし昼寝不足の解消。
 遅めの昼食を挟んで、二人で元気に遊んでいます。みかんを食べたいがなかったので、二人の孫娘を私の車に乗せて、近くのスーパーマーケットへ。爺と二人の孫娘、三人で手を繋いでスーパーへ。みかんはすぐに買いましたが、ゲームコーナーで、二人は夢中。100円硬貨で、カードを買わされましたが、1歳8ヶ月の二女まで、真似というか権利主張しないと気がすみません。価値はわかりませんが、とにかく自分の意思による買い物に快感をもっているのかもしれません。
 そんな時に、飯坂温泉での中学校の同窓会で来ていた私の姉から電話。到着が早かったし、我が孫娘に会いたいというものですから、飯坂温泉のホテルまで迎えに行きました。いつもの三人が、七人に増え、賑やかです。土産のホヤのボイルした珍味を食べて、4時過ぎに帰途。姉も飯坂温泉に送ってきました。子どもが小さい時、蟹を送ってきてくれたので、「蟹のおばちゃん」と呼んでましたが、孫娘たちは、さぞかし「ホヤのおばあちゃん」かな?
 三人家族に戻りましたが、雨が止まなかったので、夕方、近くの店まで買い物に車で同行。何とか、慌しい一日が終わりました。
 知事選挙の開票速報。現職の当選確実を報じています。
 明日から11月。気を新たにして進むことにしましょう。(10/31)<0229>

 


◇ 午前中、病院で診察を受けて、いくつかの検査(結果は後日のものもありますが)をして、まずは心配なさそうということで、ひとまず安堵。まあ、年ですから、健康管理には努力していかないと・・・。
 午後、大学へ。行政政策学類・行政社会学部の同窓会の「地域社会研究会」に出席。大学の所在する金谷川の住民と遊休農地を復活・再生させる事業『プロジェクトU』の取組みを学生(Y君)が報告してくれました。今年の2月から、大学正門の南側にある遊休農地の開拓を始め、野菜の栽培、そばの栽培、ビオトープの造成など様々な事業をおこなってきました。地元住民と大学の連携・協働が眼に見える形で推進しています。Y君は、来年卒業らしいですが、立派な報告で頼もしい感じです。
 11回になった地域社会研究会の今後のあり方も議論しました。新しい学部の卒業生との継続的な連携を通じて、学部・学類の社会的な役割を果たして行くために呼びかけました。紆余曲折はありましたが、状況とニーズに応じた新しい担い手による、柔軟な展開を期待しています。
 夕方は、市街地での同窓会総会と懇親会。卒業生や、現・元同僚と楽しい語らいが続きました。明日は、10月も末日・日曜日。孫たち短時間ですが、遊びに来てくれます。賑やかな日曜日になりそうで、楽しみです。(10/30)<220>


◇ 小春日和みたいな日差しもある日でした。
 一日中、妻の仕事があり、自宅で過ごしました。少々、体の具合が悪いので、ベットに横になり、購入していた文庫『雷桜』を読んでいます。映画の宣伝は、結末中心ですが、そこにいたる過程が面白い。赤ちゃんの時に誘拐された娘「遊」が、山から実家に戻るあたりまでだが、今後の展開が楽しみ。
 夕食後、所用で外出したが、明日も具合がよくならなければ、かかりつけの病院に寄ろうかと思っている。今日は、早く休みましょう。(10/29)<0214>


◇ 朝の最低気温3.5度の冷え込みです。氷雨です。
 妻が仕事で雨の中、合羽を着て自転車で行きましたが、私は、ディサービスのお迎えの車を送ってから大学へ。研究室のガスストーブをつけて、なんとか寒さを凌いでいる感じです。
 午後、珍しく、意見を聴かれる会議に出席しましたが、会議も偶にあると懐かしい(?)。
 夕方、所用で大学に見えたT先生(学生時代に大変お世話になった)を囲んで夕食。40年間の間を行きつ戻りつしながら、お話を伺いました。定年直後は、自らの来し方に反省ばかりですが、80才近くなると、少しは自己肯定もできるようです。私も、学生時代以来にこうすべきだった等と、反省ばかりですが。氷雨の中、9時半に帰宅。(10/28)<0206>


◇ 冷え込んだ朝です。吾妻小富士も初冠雪です。素晴らしい景観ですが、ああ、もう冬かと厳しい感じです。
 午前中、いつもの講義はスポーツ大会のために休講、しかし昨日渡すことができなかった書類を渡すべく大学へ参りましたが、相手との時間的な時間調整をしていなかったので、会えずじまい。メールで連絡し、関係者に頼みました。12時頃までには、自宅に戻る必要(自宅待機)があったのです。
 午後は、ずーっと、自宅で作業(11月8日の龍谷大学瀬田学舎での特別講義)。しかし、出張の疲れか、居眠りzzzzzzzz。折角だからと張り切っていますが、自宅の研究環境(特に通信環境)が整備されていないため、調子が出ません。明日に期待しましょう。
 事業仕分け作業をニュースは報じています。特別会計に切り込むそうですが、民主的議会制度の充実ではなく、劇場化しているのではないかと、不快感があります。人事院勧告尊重まで放棄する等、憲法感覚を疑います。結局は、構造改革で云われた、民営化推進、公務員バッシングと同じでないのか。マスコミを応援団にしての手法まで真似て。政治の浅薄さを感じています。(10/27)<0198>


◇ 昨日の午前中から今日の午前中の日程で、県の仕事で、地方の保健福祉事務所、警察署、農業短期大学校の実情調査のため、訪問してきました。地方ゆえの大変さもありますが、それぞれ住民要求を真正面から受け、現場で活躍している姿が印象的でした。広い県土ですが、有機的連携と献身的活動が、県民の安全と安心のシステムを支えていると感銘しました。
 今朝、県南から車で出発する時、風の冷たさに驚きました。札幌は雪と、ニュースは伝えていました。いよいよ、冬の到来の近さを感じます。タイヤの交換の時期を、考え始めました。
 午後、専門演習です。4年生は、就職活動で落ち着いて勉学に打ち込めないので可哀想です。3年生の卒研準備報告を受けて、午後3時からはゲストの話。労働局の監督課長さんと監督係長さん(我がゼミの卒業生です)から、最近の労働事情と労働基準監督官の業務について話を聞きました。卒研の作成にも役に立ったのではないでしょうか。
 先日の監督官の説明会には160名もの参加者があり、労働局を訪問する学生もいると聞きましたが、本ゼミではなかなか監督官志望者はでません。ゼミの性格上、志望者が出てきて欲しいとは思いますが、勉強することと進路は、必ずしも直結しないのでしょうか。いずれにしろ、ゼミ生が希望するところでの就職が実現して欲しいと思います。
 木枯らしのような寒さの中、帰宅しました。明日から、大学祭関連の行事(スポーツ大会等)が続き、授業はお休み。秋晴れの好天に恵まれて欲しいのですが、明日は最高気温も上がらず、寒そうです。(10/26)<0184>


◇ 一日、自宅に閉じこもっていた日曜日。曇り空ですが、家族で紅葉を見に、ドライブしようと思いましたが、体調もあり、足が出ないうちに過ぎてしまいました。先週の英語のラジオ講座の再放送を聴きました。ますます、耳が悪くなっているようです。英語が聞き取れないということです。
 若い研究者の博士論文など数件の力作を読んで、感心しました。若い研究者が、さらに研究能力を発揮できるような研究環境が欲しいところです。こちらも、励まされて、研究の意欲が出てきます。
 寒くなってきて、ストーブや足温器を使い始めました。探していたら、子どもが高校時代に買ったギターも出てきて、今からでもやってみようかなと思って、爪弾いてみましたが、格好がつくには時間がかかりそうです。続くかな、まっ、しばらく眼に入るところに立てかけておきましょう。夢の中でギターの音色が聞こえるかも。なにせ、初めて覚えた歌が、近江敏郎の「湯の街エレジー」ですから、あのギターの音色が染み付いていますから。
 明日は、早朝、南会津の行政機関の実情調査に出かけます。(10/24)<0169>


◇ 昨日は、風邪気味なので早めに休みました。朝、気持ちを取り直して、仙台の研究会へ。高速バスで仙台まで。
 11時半に一番町に着いたので、本屋や昼食をとってからと思い、番ブラ。本当に秋晴れのいい天気。
 まずは、先日読んだ熊谷達也『七夕しぐれ』に出てくる三越傍の東一市場をぶらぶら。近くの小学校時代の同級生の経営している『串正』で昼食をと思ったのですが、昼前なので残念ながら開店前(準備中)。東一市場に戻って、立ち食いの天ぷらそば。
 三越から広瀬通り、青葉通りへと書店を探して歩いたのですが、一番はずれの金港堂。懐かしい本屋ですが、なんか随分小さくなった感じ。毎朝のテレビ体操の後見ている、テレビテキスト『まる特マガジン 体幹エクササイズ』。筋肉鍛えないと。渡辺淳一郎『孤舟』。大学生協に頼んだが品切れとのこと。平積みだったのでパラパラ読みましたが、どうも、黒井千次も含め70代中盤の感覚。そこまで生きれるかどうかがわからないし、何か過去・自分の経験を手繰り寄せるパターンに、すこし読む意欲がなくなった。過去にしがみつく、過去の延長ではなく、新しい一日一日を新鮮に生きたいもの。敢えて買わないことにして、その代わり(?)、大宣伝のなされている映画の原作・宇江佐真理『雷桜』(角川文庫)を買って書店を出る。
 川内での研究会(社会法研究会)は、「新たな外国人技能実習制度」問題、判例研究(精神障害・自殺と業務起因性)、「駐留軍労働者の間接雇用」の3件だが、1時半から6時頃までの長時間研究会。
 高速バスで福島に戻り、テレビドラマ『手のひらのメモ』を観る。裁判員裁判に関わるが、市民の日常生活の感覚の重要性を伝え、いいドラマ。裁判員制度を、市民生活から隔絶したものではなく、身近なものとしている。幼者の保護責任者遺棄等罪(刑法218条)からかもしれない。老年者、幼者、身体障害者又は病者の保護責任者の遺棄事件の話題性もありそうである。他人事でもない。ドラマは執行猶予付きの有罪判決だが、この問題での「故意」性の認定については、違和感も。
 プロ野球セリーグ、中日が優勝して日本シリーズへ。(10/23)<0158>


◇ 昨夜は、友人との懇親会のため、岳温泉に泊まりました。朝、岳温泉から土湯峠(道の駅)に出て、自宅に直帰です。40分の行程ですが、国道4号経由だと、1時間以上ですので、かなり短縮されます。いろいろと積もる話をしているうちに時間が過ぎ、就寝前の湯には入れませんでしたが、夕食前、朝食前と2度の入浴で、身も心もすっきりです。小雨がちの曇り空、素晴らしい紅葉には出会うことはできませんでしたが・・・。
 岳温泉に行く前に、1年次対象の「教養演習」。今回のテーマは「公務員バッシング」の本質。報告も、上手になってきました。芋煮会(なべっこ遠足?)の企画も出され、他の教養演習との共同も考えてみようということにしました。11月11日かな?。
 最近、東北各地での学類の説明会に、現役の学生の保護者にも案内を出しているようですが、その場で個別相談したい、あるいは出席できないが子ども様子を教えて欲しいという要請がきます。可能な限り、文書を作って対応していますが、個々の学生との話はしていないことに気付きました。そこで、21人のゼミ生(1年次)との個別相談を、11月にかけて研究室で行うことにしました。進路の問題、勉学の問題、生活の問題、まずは話を聞いて、何かアドバイスと共感ができればいいなあと期待しています。
 11月8日の龍谷大学(瀬田学舎・大津市))での特別講義(「福祉労働の実態と福祉労働者の権利」)の連絡が来ました。はじめての経験ですが、関西の学生諸君と会えるのを楽しみにしています。また大津の町並みも。
 今後の教育研究の方針と準備のために、自宅で有意義な日を送れればと思っています。(10/22)<0140>


◇ 今日は魔の水曜日。朝8時40分から11時50分までの、早朝の連続講義(労働法)。7時半に出発してゆうゆうセーフ。
 30人足らずの受講生数なので、小さな部屋に変更。しかし、二人ずつの机、入り口が前方、教卓の横にあるので、遅れてきた学生が一人入る度に、集中が切れてしまう。落ち着かないのか、大きな部屋に戻して欲しいとの意向もある。しかし、変更したばかりだし、講義中の出入り自由の風潮に抵抗したいと気持ちもある。厳格さだけを貫くのは好きではないが、そのくらいの窮屈さがあってもいいのではないか。3時間連続だから、きちんと休憩時間はとらないと駄目だが。教科書ありながら、要望でレジュメを配布。その点は、好評。
 学生の質問票・感想を、全員分、打ち直して配布。学生も、他の学生の意見や感想を読むことで、受け止め方の違いを学んで欲しい。何よりも、もっと他の学生に関心を持って欲しいし、そのことが希薄化しつつある連帯や絆を回復する前提かもしれない。学生の読みにくい字を読んで、単純に打ち込む作業の中で、講義の反省もし、喜びもしていて、大変だが楽しい。教育だから、受講生の受け止め方、理解に関心を持つのは、当然のことだが。
 来週の専門演習のための資料準備など、あっという間に夕方。早めの帰宅。(10/20)<0129>

 


◇ 午後の専門演習。日曜日の労働法学会のレジメを配布して、雇用平等法に関わる議論情況を紹介した。卒業研究に、平等問題を取り上げる学生も多いので、議論の到達点を理解していて欲しいということ。
 ゼミは、各自の卒業研究の準備状況の報告だが、5人の予定が、一人は風邪でお休み、一人は準備ができていない。テーマに関する蓄積のないまま、研究報告をさせるのは無理か?方向転換して、共通に基礎知識の蓄積がいいのかもしれない。
 明日は、早朝からの2コマ連続講義。早寝早起き。(10/19)<0120>


◇ 月曜日で、特に授業等は予定していないのですが、しばらく(とはいっても2日だけですが)大学・研究室に行っていないので、午前中、研究室で今週の授業の準備など。ボーっとしていることが多かったのですが・・・。
 研究室完全撤退まで1年半を切ったので、研究室の整理を着々進めないと駄目なのですが、頓挫しています。新聞に、机の整理整頓の方法が書いてあったので、少しでも前進するように心がける必要があります。
 午後、妻の仕事の関係で、自宅待機。しばらく、参議院の決算委員会のテレビ中継を見ていました。野党になった自民党議員が、政府を追及しています。少々、小姑いじめのような感もしましたが。いろいろ問題が指摘されると、前政権の政治の結果ということの答弁など、捩じれたやり取り。責任追及型の枠から、提案型・建設的な議論が欲しい感じもしました。
 我が家の隣は、田んぼを潰して団地化の工事が、毎日進んでいます。28年前に我が家を新築した時以来、ずっと田んぼで、蛙の声、自宅に居ながらにして、吾妻小富士など吾妻連峰が望めましたが、これも無くなります。毎朝、一切経の噴気を気にする毎日ですが、これも無くなると思うと少し寂しいです。吾妻おろしは和らぐかもしれませんが・・・。
 熊が街なかに出てき、COP10が開催されるなど、生物の多様性や自然との共生が話題になっているときに、自然から切り離されたような気もします。娘と孫娘が、今年の春、裏の田んぼで蓬をとって来て、蓬餅を作った思い出を残しました。
 以前、この欄を読んでいただいていたSさんから、久し振りのメール。いろいろと苦労が絶えないでしょうが、外の経験を生かして、大学の前進に寄与をして欲しい。私の動静に関心を持っていただけることはうれしい。(10/18)<0107>


◇ 日曜日。中央大学後楽園キャンパスで開催される労働法学会に参加のため、6時20分に家を出発して、7時1分の新幹線で東京へ。
 雇用平等法に関するシンポジウム。5人が報告し、討論。9時半から17時半までの長時間。性差別についての間接差別とポジティブアクション。パートなどの雇用形態の相違をめぐる雇用平等、年齢差別をめぐる問題等、多角的な視点で、勉強になった。
 学会は、報告もさることながら、研究者仲間と会える機会。転出した先生や、各地で活躍している研究者仲間と懇談。
 まじめに学会報告を聞いて、6時過ぎ東京発の新幹線で帰途。孫娘一家も今日は、家族連れで、軽井沢で開かれた娘の友人の結婚式。無事、帰宅したとのこと。
 二日続きの早朝出発。疲れましたが、ゆっくり「龍馬伝」を見ています。明日から、また仕事が始まる。(10/17)<092>


◇ 早朝7時40分、自家用車で会津美里町に向けて出発。会津美里町合併5周年記念行事としての開催される「美里サテライトキャンパス」での出講のためである。
 会津高田町、会津本郷町、新鶴村の三町村が合併して会津美里町になったのは5年前。2年ほど前に、大沼高校での講演を頼まれた際に、当時の校長先生の計らいで町長等と懇談ができ、旧赤沢小学校について大学での利用が打診されたが、そのことが契機になり、福島大学との相互友好協力協定の締結となった。合併3周年のイベントとして位置づけられた。
 その前後、本郷での美術関係の取組み、議会研修・改革などでの協力が進んできている。今日も7つの分科会が午前と午後に開かれたが、福島大学から私を含め4人が担当した。その他、会津大学、東北芸術工科大学、NPOからの講師陣を揃えた。私は、「地域と大学との協働の意義」のテーマで話した。主には、中高年以上の方々が多かったが、旧赤沢小学校の教室を使い、子どもたちがいなくなったが、なお地域のセンターとしての役割を演じているようである。
 町の職員並びに受講生には、最近、福島大学を卒業した方もおり、多くの受講生から大学に対する大きな期待を感じた。会津美里町の協定締結を皮切りに、奥会津5町村(只見町・金山町・三島町・柳津町・昭和村)との協定、そして会津若松市および市議会との協定とつづき、会津との交流が進み、会津地方の人口の半分以上の市町村と協定を結ぶことのきっかけになっていったことは事実である。持続的に、友好関係を築いていきたいものである。
 夕方、最近新人パパになった妻の甥から、可愛い赤ちゃんの写真付きのメールが到着。21世紀全体に活躍するであろう、彼らの進む道を少しでも、希望をもって進める道にしておかなければ・・と思う。
 明日は、早朝7時発の新幹線で学会への日帰り出張。朝起きしないと・・。(10/16)<084>


◇ 午前中、義母の病院定期診察の日であるので、7時からの受付開始に診察券を持って行き、順番を確保。自動車で3分くらいの距離なので助かる。8時半過ぎに病院に送り、診察が終わった連絡を受けて迎えに行く。思ったより、早めに終わる。
 昼食後、日曜日に東京で開催される学会への出張のため、福島駅で乗車券を求め、その足で理事(非常勤)になっているコープふくしまの理事会に出席。猛暑の影響が売上にも響いているようだ。一旦帰宅し、妻の帰宅までの時間、自宅待機。
 明日、早朝に出かける会津美里町合併5周年記念の公開講座に出かけることになっているが、その準備・レジメ等の印刷のため、大学へ。午後7時を過ぎての研究室出勤。9時頃まで作業を終え、帰途。明日は、久し振りの会津行き。午前中、講義を行い、昼食をいただいて戻る予定。(10/15)<075>


◇ 午後から1年次生対象の教養演習。職場での格差問題のテキストを読んでいるが、だんだん、各自が自分なりの意見をもって、発言しており、うれしい。ただ、21人全員、順番に発言してもらっているが、自ら発言できたら、いい。発言を待ってくれる場合だけでなく、押しのけても発言が必要な時もある。単に就職活動の面接のためだけではない。全員、東北人のゼミ。東北人の私もできない悩みをもつが、頑張って欲しい。発言内容は、好ましいし、付和雷同ではなく、見解の違いもあり、この演習が終了する時までに、どのくらい成長するか楽しみである。
 先日、労働局に勤めるゼミ卒業生がもってきてくれた、今後就職する方々のための労働法解説のパンフレットを配布したが、高校生にもわかるような易しく噛み砕いた内容である。最近は、高校生向けの労働法講座も開始されつつあるが、以前からこうしたことができないか、高校生向けの労働法教科書を待望していた。大学進学率50%をオーバーしたが、半分は高卒で職場に入る。就職する前に、働く権利をきちんと身につけて欲しい。
 大学の就職支援室や、アルバイトの窓口の学生課にも参考資料としておいてきた。有効活用してほしい。
 ただ、労働法は、労働保護だけでなく、それを実効性あらしめ、労働条件を維持・向上させるため、団結権の保護を憲法でも認めている。しかし、このパンフレットは、個々の労働者の保護にとどまっている。団結の記述はない。行政当局の立場としては、わからないわけではないが、労働者の連帯や団結こそが永続的な権利保障を担保するので、原理原則的なことぐらいは欲しいところ。18%の組織率の組合に期待できなくなってきたのかもしれないが、個別的保護をいかに詳細化しても、団結に裏付けられていないのなら、もぐら叩きに終わりそうである。
 教養演習終了の30分後に開始する県庁での会議に、急ぐ。1時間ほどで終えて、早目の帰宅。今朝は4時起きしてしまい、さすが夕食前後は大睡魔。夕食前に短時間の昼寝(?)をして、正常化。
 チリの炭鉱での2ヶ月ぶりの救出。33人全員無事救出のニュース。本当に奇跡的だが、家族と抱き合って喜ぶ姿に感動。本当によかった。(10/14)<067>


◇ 水曜日の朝は、8時40分から11時50分までの2コマ連続の講義(「労働法」)。7時40分に自宅を出発しましたが、研究室8時30分着とギリギリでした。
 質問票を書いてもらって、それをプリントにして渡しています。宮城県から来る学生から、列車到着にあわせて、開始時間をずらして欲しいとの要望があり、時間を20分ずらそうと思いましたが、後に時間通り実施して欲しいとの他の要望も質問票であり、来週の試行(9時開始)の後、正規の時間帯に戻ることになりそうです。30名足らずですが、なかなか全員一致にはなりません。可能であれば、受講生の一致するところで、こちらも動けばいいのですが、今の時代はそれができない。個々人の要求を直接ぶつけることになっています。現代社会の縮図のようです。
 午後、土曜日の会津美里町での講義の準備。地域と大学の協働について話すので、大学の現状の話もしたいとは思い、最新の文部科学白書を眺めています。図書館の白書は、持ち出し禁で借りることはできませんでしたが、文部科学省のホームページで用は足りました。時間はあまりありませんが、地についた話をしたいものです。
 夕方は、福島駅西口のコラッセふくしま内のレストランで開催された10月に赴任されたA先生の歓迎会に参加。東京出身の先生ですが、日本中世史・伊達藩の研究もやっているということで、亡くなった小林先生の話、また我が敬愛する兄のようなI先生の話など、共通の話題ができてうれしい。是非、行政政策学類・福島大学の教育発展のための活躍を期待したい。(10/13)<050>


◇ 三連休の翌日は火曜日。月曜日に授業がなく、一週間のウォーミングアップをしている身としては、準備体操することなく飛び込んだ気持ち。
 今度の日曜日の学会参加(日帰り)の研究旅費申請をしないとと思って、事務へ。電子申請なので、なかなか上手くいかない。なんとか優しいOさんの懇切丁寧な指導で、完了。前からやられていたのですが、どうも自己申請するのはしばらくやってこなかった異常さが原因か、と云って慰める。
 昼休み、事務局棟のKさんが、土曜日に会津美里で行う講演の資料を持ってきてくれた。あわせて、子どもさんの演奏会で出かけたいわきのお土産を持ってきてくれた。「安藤家御用達 献上 粕てい羅」、伝統のカステラである。帰宅後、家族で美味しくいただいた。今では、直接の仕事関係はないが、いろいろ気を使っていただき有り難い。
 午後からの専門演習、今週からは各自の卒業研究に向けた個別報告。4年生は就職活動を継続しながらラストスパート。そして3年生は、卒業研究の開始。なんとか、こだわりを持ち続けて、学生生活の集大成になって欲しいものだ。
 夕食後、日本と韓国戦。白熱したゲーム。0対0の引き分け。判定があれば、優勢だったような気もするが・・。新監督の下、さらに実力を発揮して欲しい。(10/12)<038>


◇ 快晴の体育の日。三連休の最終日である。11時到着の新幹線で来る妻の弟(京都在住)の嫁さんを駅に迎えに行く。丁度、東京の長男の所に初孫が誕生し、実家の仙台に行く途中に福島に寄ってくれた。ほぼ同時刻、我が孫娘一家4人が車で到着。いつも3人の高齢者家庭が、一挙に8人に増加。我が家も狭くなってしまう。
 全員で昼食のため、外に出る。8人だが、義母から孫まで、4代が揃う昼食会。孫娘の行動力に心配したが、何とかパニックにもならずに楽しい昼食を済ませる。我が家の家系(?)は、どうも鰻に眼がない。役職時代に利用させてもらった料理店で、当時は女将さんともいろいろ話ができていたが、今回は、忘れられたか以前のように話ができないのは残念。いわば仕事の付き合い(お得意さん)とプライベートな客は、別のこと。役職時代の延長で考えている自分に反省。こんなことは多いのだろう。切り替えが必要。
 孫娘たちの通う保育園の運動会のビデオを鑑賞し、昨年より成長が著しいことにびっくり。義弟の嫁さんを実家に送りのために同乗させ、台風一過のように車で帰っていった。靴を忘れ、妻が持たせようとしていた衣類などを忘れて。
 残された三人、何故かテレビの声だけが響いている。今日からCOP10。お腹が一杯になったのと、疲れたのと、夕飯はほぼ省略して、早く休むことにしましょう。明日は火曜日です。(10/11)<022>


◇ 3月末に学長職務を満了し、退職してから半年が過ぎた。以前は、「日記」と称しても、仕事の延長で、なかなか私的な日記は書けなかった。そろそろ「職務」から離れて、私生活が戻り、日記を書いてもいいかなという気になった。仕事そのものではなく、プライベートな生活の備忘録を書きたいという気にもなったので、再開ではなく、日記をスタートすることにした。職務上の関心ではなく、友人知人に対する私生活の報告のつもりである。
 三連休の中日の今日10月10日は、もとは「体育の日」(東京オリンピックの開会)だったが、いまは連休にするために明日(11日)が祝日。9月末の他大学での集中講義の答案の採点を終え、遠隔に住む子どもに頼まれた高校の卒業証書のコピーをとり、2つの封筒を中央郵便局で発送。窓口の女子職員に封筒を出したら、120円ですといわれ、すぐにハスラーで処理したので、あっ、郵便切手でと頼む暇がなかった。特に、事前に頼まない限りは、郵便切手は使わないのが経済的とも思うが、少々、残念。職場では、それが常識となっているのであろう。相手の行動を見据えて、手を打つことを教えられる。
 ラジオの語学講座(英語)の先週の再放送を聞き、どうも体がスッキリしないのでベットに横になり、熊谷達也『七夕しぐれ』(光文社)を読む。これは、以前、妻が購入していたもので、本棚から引き出してきた。面白い。宮城県の県北から仙台の学校への転校直後の生活を書いているが、何か自分のことの昔を思い出す。私も14歳だったか、県北の田舎から、都会の仙台の学校に転校した時の、言葉の問題等、いろいろ悩むことが多かったことが重なる。
 夕方、一人、土湯峠の「イオラ」(マイナイスイオン全身浴)に出かける。以前は、夫婦の日曜日の恒例の行事だったが、介護のため、どちらかが自宅にいる必要があるので、一人行動。まだ暮れないので、あるいは紅葉が見えるかと、少々、その楽しみ。箕輪の紅葉は、もう少しだが、久し振りの入浴で、体がスッキリ。それでも、二人の行動が一人の行動になると、何か寂しい。明日は、初めておばあちゃんになった義妹、そして孫娘一家が日帰りで、遊びにくる。楽しみである。(10/10)<001>




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