春のピレネーを越えてバルセローナへ(1)〜トウールーズからラ・セウまで
3月4日(火)パリ着・・(SNCF:フランス国鉄)・・オルレアン(1泊)・・(SNCF)・・ブールジュ(3泊:知人の家にステイ)・・
・・(SNCF)・・トウールーズ(1泊)・・(Bus)・・アンドラ(1泊)・・ラ・セウ(2泊)・・(Bus)・・バルセローナ(3泊)・・
・・(Bus)・・フィギュレス(1泊)・・(TGV)・・ベジエ(5泊)・・(SNCF)・・サン・フルール(3泊:知人の家にステイ)・・
・・(Bus・SNCF)・・パリ(3泊)27日出発==28日(金)帰国
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3月8日(土) Vierzon 8h49--(SNCF)--14h14 Toulouse Hotel D'orsay(1泊)
3泊させて頂いたブールジュの友人の家を午前
8時に出発、トウールーズへは予定通り午後2時
過ぎに着いた。駅前のホテルにはここ5年何回も
泊まっているのでフロントの若いマダムももう顔な
じみである。「ボンジュール」笑顔で迎えてくれた。
おみやげに日本のカレンダーを差し上げたらいた
く感激していた。
食料の買い出しに近くのスーパーに出掛ける。
私たちは朝食と夕食は大体ホテルの部屋でピク
ニックをする。ただ、昼食はレストランで食べるこ
とが多い。パン、生ハム(バイヨンヌ)、チーズ、ト
マト、野菜もの・・・。ワインはブールジュの友人か
ら貰ったサン・セールの白。今日も豪華な夕食に
なりそう。
3月9日(日) Toulouse 10h30--(Bus)--14h00 Andorra Hotel Hesperia(1泊)
バスでの移動の時は、できるだけ前の席に座る。写真が撮りやすいためだが、この時ばかりは少し不安に駆られることが
あった。スペイン系の陽気な運転手であったのだが、助手席にいる女性と大きな声で四六時中しゃべりまくっていた。それも
彼女の方を始終見ながらの運転。「おいおい、前を向いて運転してくれよ!」と言いたくなるほど。トウールーズの町中を出た
辺りだったと思うが、急ブレーキ!隣の席のマダムのバッグが床に落ちた。さすがにそれを知った運転手は「大丈夫?」とか
何とか。あわや追突しそうだった。
彼のお喋りは出発後約1時間が経って高速道路に入ってもなお続いていた。小生その運転に少し不安になっていたところ、
上品そうな面持ちの、先程のマダムが運転手にやおら近づき、何やらクレームらしきことを言っている。《●X★▼・・・・・》少々
重い雰囲気。それ以後、運転手のおしゃべりと脇見運転はピタッとやんだ。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
《アンドラ公国》=Wikipediaより
面積は468ku金沢市と同じくらい。人口79000(2011年)軍隊はなし。国防はスペインとフランスに委託している。国家元首は
スペイン・ウルヘル司教とフランス大統領。6つの村で構成されていて、アンドラ・ラ・ベーリャが首都。高さは約1000m冬はスキー、
夏はハイキング、また、化粧品や電化製品等免税なので、ヨーロッパ中から訪れる買い物客で1年中賑わう。
アンドラ・ラ・ベーリャの街は昨年の春に続いて2回目。観光立国のアンドラは日曜日でも店は開いている。無料の公衆トイレも
完備しているし、町中は言うに及ばず、街の中心を流れる川にもゴミ一つ落ちでいない。歩いていても気持ちが良い。空気が
綺麗なだけ、景色も余計に美しい。街はスキー客や観光客でいつも賑わっている。
3月10日(日) Andorra la Vella 16h15--(Bus)--16h45 La Seu D'Urgel Paradores(2泊)
《パラドール》というのは、スペイン国内の古城や修道院など由緒ある建物を利用して経営される半官半民のホテルであり、
2007年現在全国に91か所ある。今回ピレネーの山奥にこのパラドールのあることを知り、行ってみたくなったのだ。ここ
ラ・セウ・ドユゲルは中世ヨーロッパに大変盛んだったスペイン西端のサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道のピレ
ネー山中のの拠点だった。修道院跡を改装してホテルとしたものである。
3月11日(月) 市内観光
朝起きてみると、雲一つない快晴。パリに入って1週間、幸いにもズーッと快晴の日が続いている。!(^^)! 何はともあれ、
大聖堂に行ってみた。ここの司教がアンドラの元首でもある。観光客は私たちしかいなく閑散としていた。案内の叔父さん
(ボランテイア?)がスペイン語で一生懸命説明してくれるがわからない。それでも、身振り手振りで時々わかる部分もあり、
楽しかった。1000年も前に建てられたという大聖堂、人々の心の支えとしての存在は本当に大きなものであったろうと思う。
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大聖堂を出ると町中で市場(マルシェ)をやっていた。聞いてみると毎週月曜日と金曜日にやるという。無類の市場好きの
私たちにとってはそれこそ天からの贈り物のように思えた。ピレネーの山中の小さな町が近隣の人々で賑わっていた。)^o^(
3月12日(火) La Seu D'Urgel 15h30--(Bus)-- 18h00 Barcelona
ラ・セウではバルセロナ・オリンピックの時カヌー競技が行われ、会場は現在オリンピック公園として市民に親しまれている。
インフォメーションの人に是非行ってみると良いと言われ、散歩に出かけた。すると丁度ロシアのナショナルチームの選手たち
が強化合宿に来ていて練習をしていた。(*^_^*)
ラ・セウを出て約2時間、前方にとげとげの山が見えてきた。《何だあれは!》
=モン・セラート=あれがモンセラートか!いつか行ってみたいと思った。
バルセロナが近づいた。
《つづく》