70万歩の旅〜巡礼の路を歩くT−@ 2014・08・07〜09・01

Paris(パリ)----Olreans(オルレアン)===(SNCF:鉄道)===Bourges(ブールジュ)----Issoudun(イスーダン)--
--Gargilesse(ガルギレス)----La Souterraine(ラ・ソテレーヌ)----St.Leonard de Nobelt(サン・レオナルド・ド・ノベルト)

歩行距離:472.4km 歩数:706,517歩 (万歩計)

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8月7日(木)小雨降ったりやんだり:Tour de St.Jacques(サン・ジャックの塔)---Porte d'Orleans(ポルト・ドルレアン):6.72km 11,085

   

現在のフランスの起点
日本で言えば、東京日本橋
ノートルダム寺院前広場
にある

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私は左の「サン・ジャックの塔」を
起点とした

   
 パリ:サン・ジャックの塔(Tour de St.Jacques)
パリ市役所西300m位の所にある
巡礼の路の出発地(中世には教会があった)
ノートルダム大聖堂
    半年以上前から準備してきた「巡礼の路を歩く」
計画も今日から始まる。少しの高揚感はある。
ただ、朝から小雨が降ったりやんだり。
何か気勢を削がれた感あり。
まあ、仕方がない。自然には勝てぬ。

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長い旅路、初日からあまり気張ることはない
と思い、今日は足慣らしで7km弱とした。

明日からは頑張って歩こう。
ただ、雨だといやだなあ。
 パリ市内の巡礼の路(中世)サン・ジャック通り
今はもうその面影もない

 中世(15世紀)にはパリは城壁で囲まれて
いた。そのころはオルレアンへ向かう城壁の
門があった。今はその門もなく、
地名《オルレアンの門》としてのみ残っている。

8月8日(金)小雨降ったりやんだり:Porte d'Orleans(ポルト・ドルレアン)---Chilly Mazarin(チリー・マザラン)14.76km 22,384歩

【アントニーの市役所前にて】

  起きたときは雨は降っていなかったが、《いざ出発》とホテルを出たころから
 小雨が降りだした。その後、1日降っていた。壊れた傘を一度捨てたが、思
 い直し持ってきたのが役に立った。
  パリ市街地を出て道路が少し狭くなってAntony(アントニー)へ向かう。私の
 姿を見て、「サンチャゴまで行くのか?」と話し掛けてきた男性がいた。自分も
 歩いたことがあるという。「頑張ってください。」と握手をしてくれた。元気付けら
 れた思いであった。
  午後になって又雨が心配になってきたので、グーグルマップで調べておいた
 安ホテルに泊まることにした。午後2時頃。

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8月9日(土)曇り時々晴れ:Chilly Mazarin(チリー・マザラン)---Arpajon(アルパジョン):17.16km 26,000歩


【歩道が完備している国道
】              【モンレリーの町では市場が開かれ賑わっていた】

 パリから国道N20を歩いて来た。ただ、歩道(自転車道)があり、危ない思いをしたことはなかった。途中のMontlhery
(モンレリー)からは、車の往来の少ない地方道を歩いた。
 3日目の宿泊地、Arpajon に着いて、兼ねてより予定していたホテルへ行くと、
《何と、ヴァカンスで閉まっていた!》(>_<)!
町の人に聞いても《Arpajon
には他にホテルはない》という。思案の結果、明日宿泊する予定のEtampes(エタンプ)まで電車で
行き、朝Arpajonまで戻ってきて、Etampesまで歩こうということにした。

8月10日(日)雨のち曇り:Arpajon(アルパジョン)---Etampes(エタンプ)32.30km 47,958歩
 日曜日で電車の本数も少なく、それでも9時20分にはアルパジョンの駅頭に立った。予定より1時間遅れだが、いざ出発!
便利なもので、グーグルマップで地図を出し、歩く道筋のイメージはある。出発して1時間位は雨もなく順調であった。
ところが、
市街地から外れ、農道に入ってしばらくすると雨が降り出した。地図にはない道を歩いて行くうちにすっかり自分のいるところが
分からなくなってしまった。村に入って誰かに聞いてみようと思ったが、雨なのでか、日曜日なのでか本当に人っ子一人聞ける人が
いない。おまけに屋敷の中からは、大きな犬に吠えられるはで悲惨であった。それにしても、この旅ではよく犬に吠えられたなあ。
(>_<)

 

こんな農道を行く。最初は良かったが、
途中から雨が降り出した。
 
   
 道に迷っても、聞く人が誰も見当たらない。  ようやく自分の居る村がどこか分かる。
    地図で探しても今自分がどこにいるのかさえ分からなく
なってしまった。日曜日で店は全て閉まっているし、車を
止めて聞いたり、自分で調べたりしてようやく自分の
いる村の位置がわかった。迷い迷いしてとんでもない
ところにいた。ただ、分かればもう歩くのみ。
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昼には持っていたリンゴを一個食べただけ。
2時頃開いているカフェを見つけて
ようやく昼食を取ることができた。
重たいリュック(10kg前後)はホテルに置いてきたが、
結局、迷い迷って歩いた距離は今回の旅の中では
最高の32.30kmであった。
疲れたあ!(>_<)
 緑の綺麗な森の中を行く。  初めてサンジャックの道標を見る。感激!

                                                                       つづく