ギャラリーNO.3
くるみ割り人形  Part 2

Sorry, your browser doesn't support Java(tm).  くるみ割り人形の「トレパック」。バレエやクラシック音楽に興味のない人でも耳にしたことがある、有名な曲です。プロの振り付けは、コザックダンスあり、ジャンプありでかなりハードなものです。振り付けはそこまで難しいものではなかったけど、なでしこにとっては厳しいものでした。一緒に踊った他の3人の人たちとは、ちょっとばかり踊りのレベルが違い、ホントはピルエットも2回転だったりするところを1回にするとか、色々なでしこにあわせて振り付けも変わっていきました。でも、なでしこは元気いっぱい頑張りました。衣装もとても可愛く、目立つものだったので、お客様の目を引いてましたが、最後、曲の盛り上がりと共に4人がフィニッシュを決めると、会場からはホールが割れんばかりの大喝采(?)。ジョルジュは思わず涙ぐんでしまいました。
 「なでしこちゃん、ほんとに頑張りました。」と、先生からも誉めていただき、お友達のお父さんにも「元気があって、なでしこちゃんが一番目立ってた。」とうれしいお言葉をいただきました。
 なでしこ、その元気をいつまでも忘れないでね。
なでしこ 1998


   


 この年の7月、ワガノワ・バレエ・アカデミーの日本公演が、なでしこの住む街にやってきました。それまで何回かバレエの公演は観たことがありましたが、この公演ほど新鮮なものは初めてでした。決してプロの公演がおもしろくないと言っているのではありません。将来のプロをめざす若いダンサーの初々しい踊りが、とてもフレッシュに感じられたのです。ただバレエが好きで踊っているのではなく、将来の夢をはっきりダンサーになることに定めている若者たち。華やかな中にも、張りつめた緊張感が感じられました。そして、観ていて思わず、ホーーッと声があがってしまいそうでした。
 ただ、残念だったのは、観客があまりに少なかったこと。シルヴィ・ギエムの公演の時はほぼ完売だった同じホールが、ガラガラ状態・・・。この街のバレエに対する意識の低さを感じて、ちょっぴり悲しかった。
 しかし、ジョルジュの知人がこの日の夜、ワガノワのダンサーらしき少年にナンパされかかったとのこと。もし、これがホントの話しなら・・・。う〜〜ん。なんだか複雑な気分になっちゃいました。


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Music 「バレエの小箱」より
「くるみ割り人形 第2幕」 トレパック