トップページへ              箱舞台・第三幕 ミニチュアワークの部屋

第二場

広島・中島町 『大正屋呉服店』

  
広島シリーズ゙の2番目となる作品です。場所は現在の平和公園内で、戦前は市内でも、最も活気ある繁華街でした。
この建物は1929年 (昭和4年)大正屋呉服店として出発しましたが、戦時中は県の燃料配給統制組合に買収され、現在はレストハウスの名称で市の観光案内所として使用されています。
初めての本格的な洋風ということもあり素材選びや工法に苦心しました。特に1階の外壁には納得いくまで2ヶ月近く要しました。今回も資料が乏しく、また内部は模型を作るのでCGも製作しないということで、知り合いの呉服店に取材に行ったり等、最初図面を起こしてから、足掛け1年近くかかってしまいました。
平和公園復元映像製作委員会(主管・ナック映像センター)が製作した記録映画「『ヒロシマからの伝言』〜原爆で失ったもの〜」に模型写真を使ってもらいました。

 『大正屋呉服店』

縮尺 1/20

着物・和装小物・人形製作:島木啓子

900W×430H×650D