トップページへ         箱舞台・第三幕 ミニチュアワークの部屋

第一場

広島・猿楽町 「田中食料品店」

 
広島シリーズ(広島のナック映像センターが中心となって被爆前の街並みをコンピューターグラフィックで再現したものを立体化する)最初の作品です。とにかく商品の製作には苦労しました。作る技術的なことより、昭和30年以降は、映画「3丁目の夕日」の人気のせいもあり博物館も各地にあるのですが、戦前となると殆ど資料が手に入らない状況でした。
一応、CGの映像を参考に製作したのですが、細部までは判読が困難で、ナックの代表の田邊氏と質問メールのやり取りをしながらの製作となりました。その回答から近くに病院が多かったので煮しめや天麩羅、寿司などを皿盛りにして、ガラスケースに入れていたことや各種の缶詰が並べられていたことなどが判りました。

 『田中食料品店』

縮尺 1/20〜1/24

野菜・果物製作:日本ドールハウス協会
    広島支部

220W×220H×335D