トップページへ              箱舞台・第十幕 ミニチュアワークの部屋


 第一場

高知・高知 『寺田寅彦記念館』

 
 平成25年(2013年)の春、高知市で開催された展覧会に出展するために製作したご当地作品です。
 寺田寅彦(1878〜1935)は物理学者のほかバイオリン演奏や絵画にも、その才能を発揮し、なかでも随筆は寅彦の芸術の中心とさえ言われています。寅彦は明治14年4歳の冬、父親の名古屋鎮台から熊本鎮台へ転任した時に、母と祖母、次姉と4人で郷里のこの家に落ち着き、明治29年19歳で第5高等学校(熊本)に入学するまで、この家で過ごしました。
 庭に置かれた石灯籠と巨大な竜舌蘭(りゅうぜつらん)を対称的に配した風景が面白く、この構図で製作することにしました。

 『寺田寅彦記念館』

縮尺 1/20〜1/26

畳製作:舛田ゆか
石灯籠製作:柳田美紀子
植栽製作:島木啓子

735W×252H×520D