トップページへ         箱舞台・第二幕 ミニチュアワークの部屋

第二場

岩国・宇野千代生家「鏡の間」

 
 千代は帰省した折には、この部屋で、もうひとつの才能である着物のデザインを考えたり、着替えの部屋として使っていたようです。
 前作(時計の間)同様、奥に行くほど細く製作するという、いわゆる透視図法を応用して作っています。

 『鏡の間』

縮尺 1/20〜1/24

310W×170H×285D
 
ひょいと
その?げちょろの鏡の中を見ると
世にも美しい娘の顔が
おぼろげに映っているではないか。
これが、この私の顔か。
ただ白粉をはたいただけで
こんなにも変わっていた。
これが私の顔か。

     宇野千代著「生きていく私」