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奈良沢の釣り |
30代から始めた釣りは 道志川のヤマメからです。 その後、新潟県の三国川、登川、 銀山平の北の岐川(現在は禁漁) など方々へ出かけました |
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■ 奥利根へ ■ 「奥利根で尺岩魚を釣った」 と 沼田のガソリンスタンドで聞いてからその話しが深く頭に残り 私の目は奥利根に向きました。 まず 湯の小屋温泉に泊まり、八木沢ダムの偵察に行きました。 しかし ダムより上流に道はなく、舟がなければ行けませんでした。 何か良い方法は と考え 苦心して当時、一人だけいた 職業漁師と知り合いになりました。 おかげで奈良沢に渡してもらい、小屋掛している所に泊めて もらえるようになったので それ以来、毎年奥利根に通い ひたすら岩魚を釣るようになりました。 |
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■ 舟 ■ 本流には行かずに幽の沢、コツナギ沢、奈良沢と 支流専門です。 釣りの期間は6月はまだ雪が残っているので、7月半ば過ぎから 9月末の禁漁までの間です。 毎年1〜2回はテントをかついで3泊程の予定で奈良沢に 入ります。 始めの何年かは職業漁師に舟で渡してもらっていましたが、 次第に自分の舟がほしくなりました。 手始めは中古のゴムボート、次は組み立て式の ヤマハシーパック10。 それぞれ一長一短があったのでとうとうFRPで自分で 作りました。 それからは検査も受けた自作艇を毎年運搬して利用して きましたが、流木にぶつかっても平気で安心感がありました。 |
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■ 大豪雨、あわや・・・ ■ 十数年前に 奥利根でも滅多にないという大豪雨に遭いました。 湯の小屋温泉、宝川温泉などでがけ崩れや土砂崩れが おきました。 至佛山のどこかが崩壊して楢俣川に大量の土砂が入り、 淵といわず瀬も埋め尽くしたということです。 当時 私達は奈良沢の入り口の水位より数メートル高い所に テントをはっていましたがだんだん増水してくるので危険を感じ、 夕方になって八木沢ダムを作っていた頃の資材置き場へと 移動しました。 一晩中、雨の音と雷で眠れず小さくなって過ごしました。 翌朝になってみたら水がなんと2〜3メートルのところまで 来ていたので驚きました。 ダムの駐車場へ車を止めてあったのですが、管理所では 夜になって大変な騒ぎになっていたようです。 遭難したかもしれないと、車のナンバーから沼田警察、 群馬県警などから 服装、年齢、体格などの問い合わせの 電話が自宅に入り 家族は一睡もできなかったらしいです。 心配をかけましたが、幸い無事に帰ってこられたわけです。 道路が寸断されてしまったので、その後 車を取りに戻ったのは 一ヶ月くらいあとでした。 |
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■ 近況 ■ 現在は79才になり矍鑠とはしていますが渓流釣りは止め ました。 目下は面打ちに精進しております。 その他はデジタル カメラ とパソコンです。 パソコンではメール碁の会に入り他県の方と毎日, メール碁のやり取りをしています。 |
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