Nゲージ蒸気機関車>2006年のメモ>2006.7.27(紙製のナンバープレート)

紙製のナンバープレート

あそBOY

欲しいナンバープレートが手に入らない場合、インクジェット・プリンターで印刷したものを貼り付けて代用していましたが、金色は印刷できないので近くで見るとちょっと貧相でした。
そこで、最初から金色の紙に印刷してみることにしました。


特殊光沢紙を買う

特殊光沢紙

たぶんインクジェット・プリンター用の金色用紙も売られているんじゃないかなと、会社帰りにコンピュータ量販店に寄ってみると、やっぱりありました。
これは商品名「イメージング ジェット」(ドイツ製、販売:ito-ya)です。
1440dpi対応のフルカラーインクジェットペーパー、とあります。

A4くらいの大きさの厚紙(はがき程度の厚さ)が5枚しか入っていませんが、ナンバープレートの面積など知れたものですから、小さく切って使えばかなり使えるはずです。

しかし、今は何でもありますね、本当に。工作のために「こんな材料ないかな」と探してみると、まずないものはないと言っていいくらいです。

画像を作る

ナンバープレート作図

画像ソフト(adobe photoshop)でナンバープレートの絵を描きます。
解像度は1440dpi、30×30mm程度のキャンバスにいくつも並べて作りましたが、インクジェット・プリンターは複数のインク粒でひとつの画素を作るので、印刷時の画素は400dpi程度になると思います(機種や印刷方式にもよると思いますが)。いやまてよ、これはほぼ白黒2値画像だから、ほぼ画像の1画素=用紙上の1画素になるのかもしれませんね。怪しい…。まあ、とりあえずこの程度あれば実用上は十分です。

金色の紙に黒で印刷し、文字とフチの部分を残すわけです。形式入りにしましたが、こんなのは気分だけで、ほとんどつぶれて見えなくなってしまいます(左図はかなり縮小してあります)。
アリイの機関車はボイラーが太いので、ナンバーをわざと大きめに作ったほうが相対的に顔が小さく見え、格好がつきます。

印刷したところ プリンターで印刷します。私の使った機種A(7色インクジェット機)では、用紙種類:プロフォトペーパー、印刷品位:カスタム→最高解像度、の設定で印刷してみました。にじみもなくきれいに印刷されます。

取り付け

デザインナイフで切り抜いて貼ります。断面が白く目立つので、サインペンで軽く黒に塗っておきました。両面テープで貼り付けます。

取り付け前 オリジナルの状態です。
取り付け後 紙製のナンバープレートです。金色が効いているので、紙の割にはそんなにおかしくありません。好きな書体やナンバーを作れるのが利点です。

紙のため、キャブ側面のようによく手の触れる場所に使うと、どうしても耐久性の問題は出てくると思います。
また、用紙の値段が500円以上しましたから、これでは市販のナンバープレートが買えてしまいますよね。それでも、市販品にもないナンバーが欲しいときの間に合わせには役立ちます。


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