Nゲージ蒸気機関車>メモ>2006.9.9(C57 180)

C57 180(2006年版)

KATOから再生産されたC57 180です。再生産なので基本的には初回品と変わりませんが、先輪がローフランジとなり、タイヤも薄くなっています。また、2005年1月のC50標準デフ付き以降、車体の塗装がわずかに変わったため、今回の180号機もそのようになっています。


前面

C57の三次型は、KATOのほかにもアリイ(マイクロエース)とワールド工芸が出しています。

KATO 初回
KATO 180号機初回品
2000年の初回発売時から、大型ライト・黒色車輪・汽笛別パーツという特徴を持っていました。ヘッドマークは客車セットに付属しているものです。
KATO 再生産
KATO 180号機再生産品
タイヤが薄くてフランジも低いので、拡大写真では初回品より少しすっきりしています。下のワールド工芸の車輪形態に少し近づいています。
アリイ
アリイ
KATOと同じ頃(数ヶ月前)に発売されました。縦に長くて独特な形です。ヘッドマークは機関車に付属しています。
ワールド工芸
ワールド工芸(キット+α)
これも同じ頃の発売です。この頃からワールド工芸の機関車は付属の配管類が増え、空気作用管も付属するようになりました。

KATOのC57シリーズで車輪が黒色なのは、C57 180(2013)だけです。このあと発売されたC57(2007)の再生産品は、銀車輪・汽笛一体型のままでした(銀車輪も、模型的なアクセントになって結構いいものです)。

初回では、ケース裏に「動力機構 PAT.P」と記載されていましたが、再生産品では「動輪 PAT.」となっています。何か進捗があったんですね。

KATOとワールド工芸

上がKATO、下がワールド工芸です。KATOは約1/140スケールと大きいので、全長にも高さにもかなり差が出ます。

KATO
ワールド工芸

KATOのC57は大きさに目をつぶれば、形は実物らしいですし、入門者の方にも扱いやすくて良い模型だと思います。ディテールも程よい具合でよく走りますから、蒸機をお持ちでない方もこの機会にひとついかがですか。旧型客車からイベント列車まで、何を牽かせても似合ってくれます。たまに貨物も牽いていました。

C57 180は、このあと2008年にナックルカプラー仕様に変更されて再生産されています。
C57 180/ばんえつ物語号(新塗装)


●比較した模型について
・KATO C57 180(2013) 初回品、再生産品
・マイクロエース C57 180(A9205)
・ワールド工芸 C57三次型ロングキャブ

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