Nゲージ蒸気機関車以前のメモ>2006.10.14(C58 2006年再生産)

C58 2006年再生産

KATOから、2006年4月のC58 363(パレオエクスプレスタイプ)の発売に続き、C58の単品(#2010)も再生産されました。
C58単品の再生産は、今世紀初ではないかと思います。
全体的には前回品と同じですが、最近のKATOの仕様に合わせて、微妙に変化している部分があります。


フロント周辺

前回品およびパレオエクスプレスと比べました。

C58 再生産
2010 C58(今回の再生産)
わずかにツヤの増した塗装になっています。黒色車輪になり、先輪はローフランジの8本スポークです。ほか、ナンバープレートの取り付け穴が四角形になっていますが、取り付け方法は今までと同じです。
C58 前回品
2010 C58(前回品)
当時はややプラの素材感が残る表面仕上げでした。先輪フランジはとても高く、スポークは7本です。
C58 パレオエクスプレス
2010-1 C58 パレオエクスプレスタイプ(初回品)
4月に発売された初回品です。その後、一度再生産されています。

ローフランジ先輪

先輪はパレオエクスプレスタイプの初回品からローフランジ化されましたが、その後若干形態が変化しています。

パレオエクスプレスの先輪
2010-1 パレオエクスプレスタイプ
スポークが直線状です。
今回の先輪
2010 C58(再生産)
スポークの形状がさらに改良されていますが少々オーバー?肉眼で見る限りでは、違いはほんのわずかです。

従来、輪心やテンダー台車などの軟質プラは、少しグレーがかった色合いでしたが、C58 パレオエクスプレスからはほとんど真っ黒になっています。この素材の色は以前から少し玩具的な違和感がありましたが、近年の仕様で車体のツヤが増したり、タイヤが黒色になったりしたため、いよいよ色が合わなくなったのかもしれません。
なお、先月発売されたばかりのC57 180では、昔の色のままです。

全体

C58
D51、C57、C58
向こうからD51、C57 180(再)、C58(再)です。D51は、C11と並んで、KATOの現行製品では最も仕様が古い部類になってしまいました。再生産も長らく行われていません。かつては、クリスマスが近くなると「パスポート・スペシャル」などのセットに含まれて、しょっちゅう目にしたものですが、今年もお目にかかれないのかもしれません。

●比較した模型について


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