Nゲージ蒸気機関車>メモ>2006.6.7(KATOのボンネット型電車)
KATOのレジェンドコレクションシリーズNo2の151系が発売されました。ボンネット型の車両は長い前頭部が目を引きます。駅のホームなどで接近して見たときと、遠方を走る様子を見たときとでは、遠近感のつき方が変わるため、本当はどういう形なのかよくわからない車両でもあります。
よく目にする、望遠レンズで編成を遠方から捕らえた写真と、模型を同じように見ようとすれば、模型を持った手を一杯に伸ばして眺めるような感じになります。
151系に加え、既発売の485系・181系を並べて、焦点距離を変えて撮影してみました。
上段が中望遠でパースが少なく、遠方から眺めたイメージです。下段は接写でパースが大きくなっており、比較的近くから眺めたイメージです。同じ車両でも、両者でかなり印象が変わります。
クハ481 |
クロ151 |
クハ181 |
クハ481 |
クロ151 |
クハ181 |
クハ181は旧製品の登場時から、ややひょろりとした印象を持ちましたが、それも見方によるのでしょう。30年も前にコンピュータ等を使わず、デザイナーの方の感性でこの形を生み出したのでしょうから、すごいことだと思います。
しかし、図面に現れていない形や寸法を割り出す能力のようなものは、たとえコンピュータを使った作業であっても必要なのでしょうね。
手元に図面がありますが、私はそこから立体造形をつかみ取れないようで、図面が実物に似ていると感じることはできませんでした。
クハ481 | クロ151 | クハ181 |
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比較的遠方から撮影したものです。
クハ181の単品は、自分で屋根に穴を開けることにより、付属のライトを取り付けられるようになっていました。旧製品ではヘッドマークが紙製シールでしたが、この写真の製品では厚手のビニール製になっています。腰が強いため、わずかにカーブしているレンズ面に張ると、端のほうが浮いてきてしまうことがあります。
左がクロ151、右がクハ181です。今回の151系は床が低いです。 | |
左がクロ151、右がクハ485です。 |
151系がヘッドマークを白く光らせて、線路すれすれを静かに走る様子を見ていると、現代の模型は本当に進歩したものだなと、つくづく思います。