2011.3.1
2001年に発売されたKATOのお召列車1号編成(10-418)の姉妹製品です。前回品の初回発売当時は、いつも一体成型でパカパカ屋根を作るKATOにしては珍しく、ベンチレーターやアンテナなどをすべて別パーツとしている点や、平滑でヒケのない車体表面と上質な塗装が評判になりました。2007年にも同一仕様で再生産されています。
今回は昭和仕様とされており、台車形状と屋根の色に少々の違いがあります。
前回品(いわば平成仕様)と少々比較しました。
順番がばらばらですみません。屋根に特徴があるのでおもに上方からの写真です。
屋根上の別パーツはすべてユーザー取り付けなので、ランナーパーツがたくさん付属しています。ちょっとしたプラモデル並みです。
これを「ぐぶしゃ」と読むというのは、先にキングスホビーのお召客車キット(ウルトラ難しかった)を組み立てたときに初めて知りました。微妙に間違った読み方をしていました。
供奉車340号(昭和仕様) (拡大写真) 今回の製品です。屋根の張替前の姿ということで、下の前回品と比べて屋根の色が少し違っています。 |
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供奉車340号(前回品) (拡大写真) 今回の製品に比べてやや屋根が明るく見えます。ただずっと見ていると、明度の差ではなくて色合い自体が違うようにも見えてきます。 |
アンテナの取り付けがきついのは今回も同じでした。何かで少し穴を広げ、何らかの方法でなるべく全部の足が均等に差し込まれるように気をつけて取り付けます。
失敗は少なくないと思われるので、もし失敗してぐにゃぐにゃになっても気にしなくてよさそうです。たぶん仲間はたくさんいます。
昭和仕様 |
前回品 |
両方の妻面にあるアンテナも取り付けが難しいです。きついうえに、下部が斜めになっているためにまっすぐ押し込みにくいです。
供奉車460号(昭和仕様) (拡大写真) こちらも屋根の色の違いです。他、台車軸箱の形状も違います。 |
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供奉車460号(前回品) (拡大写真) |
お召列車の主役です。これは屋根の色も含めて前回品と変わりません。
御料車1号 (拡大写真) |
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御料車1号 室内 (拡大写真) 座席の色分けがなされていて、金色で飾られた車体外装とあいまってメリハリがきいた楽しい表現です。 |
入口ステップは金色の別パーツで、上面が白塗装されているため側面のみ金色が見えるというものです。 |
供奉車461号(昭和仕様) この車両はベンチレーターの数が最も多いです。ベンチレーターの取り付け足もなかなかきつくて、屋根を割りそうな気がしますが何とか収まります。 |
台車(昭和仕様) 軸受改造前 |
台車(前回品) 軸受改造後 |
供奉車330号(昭和仕様) (拡大写真) テレビアンテナが特徴的な車両です。アンテナの取り付けは特に難しくありません。少しぐらい曲げてしまっても、そっとクセを付ければ簡単に直ります。 |
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供奉車330号(昭和仕様) (拡大写真) ※近接で写りが歪んでしまいごめんなさい。 初回品の前年にマイクロエースからも製品化されていましたが、屋根上の表現にはかなり違いがありました。もう11年前の話です。参考 |
私はお召列車といえば時代に関係なくC51になってしまいます。でも今回発売されたDD54もなかなかヨイのです。
ほかEF58など、お召仕様の機関車は意外にたくさん発売されています。
やっぱり汽車はいいです。同じ感想ばかりです…。