テンダーから音が出るようにしました。
サウンドデコーダーは、手持ちがあったMRCの1637を使いました。KATOカスタムショップのサウンド搭載機でも使用されていたものですが、すでに1956に代替わりして機能アップしています。 デコーダーの長さは実測で31mm前後あります。サウンド付きの動力車デコーダーは、現状これくらいの長さの製品が多いかと思います。テンダーより5ミリほど長いので、前側にはみ出させました。後ろ側にはみ出させるのは外見的に厳しいです。 |
あまり深く考えていません。
[1] 床板からウェイトをすべて撤去しました。 ウェイトの一部が床から下に突き出ており、そこにドローバーがはまるようになっているので、その部分のみカットして再利用しました。残りは捨てました。 |
[2] 付属の17mmスピーカーはぎりぎり設置できます。床板やテンダー本体の内側から、邪魔な突起は削り取りました。集電板の突起も前方の2個はカットしました。 デコーダーを重ねると厚みもぎりぎりのため、リード線の出っ張りも邪魔になります。一度外して平らに付け直しました。 |
[3] 音響的な工夫をしようとすれば奥が深いと思いますが、何もしていません。付属のスピーカーよりも旧ロットのスピーカー(写真)のほうが音量が大きかったので、あとで交換しました。 |
[4] 前方にはデコーダー全体がゆっくり入る穴を開けました。使ったデコーダーは厚みがあるので上側まで開けています。 |
[5] デコーダーを差し込んだところです(配線処理前)。基板は固定せずに前方に軽く引き出せるようにしました。 普段は配線の弾力で後部に軽く押し付けられています。 |
[6] ドローバーの取り付け軸Aは、元のウェイトから切り取って接着し、根元をエポキシで固めました(24時間置きました)。 集電はリード線のハンダ付けによって行っています。ちょっと雑ですが、切れたら別な方法を考えることにして先に進みました。このへんから先を急ぎ始めます。 |
[7] 石炭は基板に当たらないよう下側を削りました。後ろの給水口のあたりは一度切り離し、上げ底にして接着し直しました。給水口自体の厚みも調整しています。後部ライトの基板は撤去しました。 |
[8] これでテンダー側は完了です。石炭の内側と床下の隙間にはウェイトを詰め込みました。 アナログ車両と一緒には使わないため、ライトコモンはレールアースで代用し、青線はカットしました。後部ライトも使わないので黄線もカット。エンジンに渡すのはモーターの橙・灰と、ライトの白の3本です。 |
[9] 機炭間が狭いので配線は直結しました。引っ張り対策のためデコーダーは固定していません。 元のC56はライト消灯ができませんが、DCCはその機能を持っているので配線しました。窓から見えないように配線を迂回させました。 |
ただ突っ込んだだけなので大きな苦労はありません。
機炭間のコードの取りまわしが窮屈で、ここは少し慎重にやりました。根元からモゲたらかなり厄介です。
デコーダーは機炭間にはみ出すので、そこは野暮ったくなりますが、外形のシルエットには影響がありません。音を立てて走り回っている様子は楽しいです。
今になって気付いたことです:
私は通常アナログ運転なので、DCCはたまにしか使いませんが、一応レイアウトはDCC運転に配慮して作っています。といいますか、KATOの固定式ポイントなので、もともと非選択式です。
DCCでは走っている列車も止まっている列車も、ライトの点灯を好きなようにON/OFFできるのもいいところです。
組み込みはこんな感じでした。一通り遊んだらいつものアナログに戻ります。