Nゲージ蒸気機関車2016年のメモ>2016.12.29

新型トーマス

トミックスから発売されてきた、「きかんしゃトーマス車両セット」がリニューアルされています。
一見、初期製品とは顔が違うだけのようですが、中身も含めて色々変わっています。性能も違います。


初期の製品を持っていましたので、それと比べてみました。
私はきかんしゃトーマスに関してつまみ食い的な知識しかなく、今までの製品も追いかけてきたわけではありませんので、途中の改良の過程はわかりません。
間違い等ありましたらごめんなさい。

トーマス新

トーマス(新) (拡大写真)

品番93810
きかんしゃトーマス車両セット(2016年)

何年か前に映像作品がCG化されており、それに合わせて顔が変わっています。
動輪スポークもシャープになったように見えます。

トーマス旧

トーマス(初期)

品番93801
きかんしゃトーマス車両セット(1998年購入品)

もう18年も経っているとは驚き!

トーマス新
トーマス(新)
試作品を見た時点ではぴんときませんでしたが、顔だけ見ると別人(別機?)ですね。眼の主張がすごいです。
トーマス旧
トーマス(初期)
眼と眉は今より小さいですが、口は大きめです。

車体の水色の塗装が、初期製品に比べてつやの少ないものに変わっていました。これはリニューアルされたからというわけではなく、ロット差のようなものかもしれません。

新動力

動力は小型モーターにフライホイールを使った新仕様になっています。
初期製品の、どこか無骨だったモーターや動力機構とは全然違うものです。
走りは初期製品に比べて格段に安定しています。

もちろん、集電車輪の少ない0-6-0の低価格品ですから、その範囲でのことです。

来年2月にはいよいよトミックスから日本型CタンクのC11が発売され、3月にはKATOからもC11のリニューアルが予定されています。
いずれも小型モーターを使ったC形機であり、両社の走行の体感はそれぞれどんなものなのか、今から期待してしまいます。

トーマス新
トーマス(新)
モーターがキャブ窓下に収まっており、向こう側が見透かせます。
なお今の製品はスポーク車輪の縁が薄く、初期製品より動輪が繊細な印象です(この写真ではカウンターウェイトがランボードに隠れています)。
トーマス旧
トーマス(初期)
モーターはキャブ内上部まで占めていました。

台枠周辺にもいくつか差異があります(いつの時期から変わっているのかはわかりません)。

トーマス新
トーマス(新)
モーターはウェイトを兼ねたダイキャストブロックに収められています。
伝達ギヤも台枠内に収められました。表に見えているのはほんの一部です。
トーマス旧
トーマス(初期)
モーターとウェイトはネジで台枠上に留められていました。
伝達ギヤは台枠の外側にすべて露出しています。

そのほか初期製品では車輪が銀色で、前後のバッファーの太さが細いです。
カプラーの柄は初期製品のほうが短くなっています。今の製品はミニカーブレールに対応しているため、長くなったのかもしれません。
バッファーとカプラーの変化は、付属の客車も同様です。なお客車の車輪は相変わらずプラスチック製です。

ところで、初期製品には「この商品は8歳未満のお子様には適していません」とありましたが、今回は「15歳未満の〜」に変わっています。
マイクロエースも以前は対象年齢8歳以上だったのが、途中で14歳以上に引き上げられています。
このへんは何か大きな基準があるというより、各社の判断のようで、KATOは今年の製品でも「8歳以上」になっています。

 8歳「パパ、きかんしゃトーマスを買って!」
  父「おまえにはまだ早い。C50にしなさい。」 ←※いや…プラレールとかも選択肢にあるだろう

保護者と一緒に遊ぶのであればいいんですよね。

レイアウトにて

作品世界的には、同一キャラを同じ舞台に複数置くのはダメなのでしょうが…。
このトーマスは割と大柄で、マイクロエースの蒸機よりも屋根が高いのですが、手前の大井川鉄道のトーマス号も大きいのであまり変に見えません。


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