Nゲージ蒸気機関車2018年のメモ>2018.10.1

D51 200(KATO)のテンダー内部

D51 200(KATO)はテンダー内部の形状が異なり、MRC1956サウンドデコーダー(DCC)を搭載する場合、今までと同じ要領では入らないことがあるそうです。
実際に取り付けられた方からお知らせをいただきました。ありがとうございました。


D51 200とD51標準形のテンダー

改めてD51 200のテンダーを見てみますと:
なるほど、D51 200は炭庫が前に寄っており、2つの仕切りの間の底板が低くなっています。
今までのD51のバリエーションでは、テンダーの天井は極力いっぱいに上がっていたので、ここまで炭庫底板が低いのは初めてかもしれません。

右は比較用のD51標準形です。

横から見た両者のテンダー

テンダーの中身を取り出したところです。
結構、がくっと下がっていますね。これは確かにデコーダーの取り付けに影響がありそうです。

なおテンダーの底部には、新しいデザインのATS車上子が付いています。これが底板の角穴から外に顔を出す構造です。

両者のテンダー中身

実際に、ふたの裏側も下がっており、内部の空間が狭くなっています。

MRC1956デコーダーの場合、大きい部品がごつごつしている部品面を上にすると収まらず、裏返しにするとぎりぎり搭載できたとのことでした。
これまで部品面を上にして搭載されていた方は、ちょっと気に留めておくとよいかもしれません。
※デコーダーの製造ロットによっても違いがあるかもしれません。

両者のテンダー中身

これはMRC1956の前身のMRC1637です。
確かにMR1637でも部品面をどちらにするかによって、収まりが大きく変わります。場合によっては周囲の切削加工がいるかもしれません。あと、いつものことですが、リード線もかなり邪魔なので、整理の仕方で結構変わるかと思います。無理やり詰め込むと、リード線が根元から切れてしまい、どこから切れたのかわからなくなったりするんですよね。

サウンドデコーダーやスピーカーにも色々あるので、それぞれで結果が異なると思います。


ライトの導光部

ところで、D51 200のテンダーも、後部ライトの導光材がテンダー内部に顔を出しており、点灯準備加工がなされています。

LEDの取り付け

今までのD51シリーズと同様に、自分で何らかのLEDを組み込むことにより、点灯させることも可能です。

しかし私はあまりD51をバックさせないもので、自分でLEDを仕組んだことをすっかり忘れているものがありました…。


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