Nゲージ蒸気機関車2020年のメモ>2020.10.24

8620の屋根を切り詰める

KATOの8620の屋根を切り詰めて、延長されていないものにしてみました。これまた、ただ切っただけです。


後方の天窓より後ろをカット

赤線のあたりでカットすることにしました。
後ろ側の天窓(クレーンで吊るためのワイヤーを通す穴を増設したもの…と思っているのですが、ただの天窓ですかね)の後部、リベット列の後ろです。

この模型の8620は屋根の前後にフチが付いており、屋根をカットするとそれがなくなります。付け足しは難しいのでどうしようかと思いましたが、実物にもフチなしは結構あるので何もしないことにしました。

筋交をカット

側面では、斜めの支えも一緒にカットします。

定規の接着

まっすぐ切るのが難しいので、厚さ0.5mmのプラ板を5mm幅に切って、屋根後端に揃えて接着し、定規代わりにしました。邪魔になる天窓のレールは先に削ってあります。
プラ板だとナイフで切り込む恐れがあるため、金属板のほうがよいと思いますけど、たまたま5mm幅にカット済みのプラ板が手元にあったのでそのまま使いました。

本当は切り捨てる側ではなく、残す側に定規を置きたいのですが、天窓などで凸凹しているためにあきらめました。だから作業中に手元が狂うと屋根に切り込んでしまいます。そこは慎重に…。

保護紙の接着

残す部分は厚紙でカバーし、手が滑ったときの被害を減らそうとしました。
ただ微妙に作業性が悪く、ナイフの引きしろが十分付いた頃に取り去ってしまいました(そういうあとに事故は起きる)。

切除

貼り付けたプラ板に切り込まないように注意して、軽く慎重にナイフで筋を入れていき、一方向にずっと軽く・軽く…を繰り返して切っていきました。
最初の1〜2回は、ナイフではなく針先などで筋を入れる方法もあると思います。

だんだん溝が深くなって刃が進みにくくなると、途中で止まったり、力が入りがちなので、ぐっとこらえて力を抜きます。15分ぐらいで切れました。

写真のように多少のめくれが出たので、それがなくなる程度、後ろからサンドベラで削って切り口を整えました。ほんのわずかです。

散水管

後端は切りっぱなしなので、適当に水撒管を付けておきました。が、付けたのはドレンコックの余りです。まあ細かいことは気にしないようにしましょう…。
プラ板を細く切って貼るぐらいでよいと思います。

黒塗り

付けた水撒管とカット断面を黒で塗って終わりました。
実力相応ということで、ただ切っただけならこんな感じです。

前後のライト交換

煙室扉下部の板はすでに切り取ってあったので、ついでに前後のシールドビームを余っていたD51標準形のライトに差し替えました。
本当は、テンダー側は少し小型のLP42がよかったのですが、そうそう余る部品ではないのでこれ以上の贅沢は言えません。D51 498のパーツならやや小ぶりになりますが、後ろの導光材を少々カットするなど多少の加工は必要です。

ここまでの完成

製品がよくできているために大掛かりなプロポーション修正工作が要らず、ちょっとした加工を少しずつ試せます。
個人的には、あとデフなし+低床キャブ+箱テンダー+LP42ライトのタイプが出てくれたら、今の製品と組み替えてさらに色々できそうだと期待しますが、そんなに何もかも希望通りに行くことはないしょう。個人の望みなんて、てんでばらばらですものね。


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