Nゲージ蒸気機関車2020年のメモ>2020.12.5

D51一次形(東北仕様)2020年再生産

先日、6年ぶりにD51一次形、いわゆる「なめくじ」が再生産されました。
単純再生産なので同一仕様ですが、現在の共通部品を使った再生産なので、部品レベルではちょっと違いがあり見分けはできます。


全体

最近の再生産の傾向がわからないと、区別しにくいです。どちらかが、どちらかです(笑)。

D51一次形A
D51一次形B

ボイラー

車体外見でわかるのはここです。

2020年再生産

2020年製品(今回)
ハンドレールがステー一体の樹脂製になっています。現在の標準です。
外見的にはステーの頭が小さい長所の反面、どうしても素材特有の艶っぽさと歪みはあります。

2014年初回

2014年製品(初回)
ハンドレールは金属製のため直線性はよいです。
プラ製のハンドレールステーはハンドレールを刺し通しているため、頭がやや大きいことでも区別できます。

ちなみにD51に関しては、ハンドレールが長いため、昔のまっすぐな金属製のほうがやや好きかな〜という感じです。でもそれぞれ長所もあるので、別にどっちでもいいです。

ケース

これは明確です。

ケース

製品のケースは、端のフラップを持ち上げて中身をベロッと一度に出す方式になっています。
2014年の初回製品(写真右)では、フラップ部分に製品名の印刷がありませんでした。

動力ユニット

以下は外見ではわかりません。

動力ユニット

写真左が2020年製品(今回)です。
フライホイールが最近の溝付きになっているほか、ライト基板がまた新しいものに変わっています。昨年のD51標準形(新品番2016-9)や、C57 1号機に使われていたものともまた違う基板です。

テンダー

テンダー

今度は写真右が2020年製品(今回)です。内部のダイキャスト上部の形が変わっています。
一昨年のD51 200、昨年のD51標準形(新品番2016-9)よりこうなっています。

ちなみに床下のATS車上子は、例の一風変わった形のままです。そうそう、これはあくまで「再生産」でした。
昨年、D51標準形が再生産的なリニューアルとなった際も、ここは変わりませんでした。

というわけで最初の写真は、1枚目(D51 17)が2014年製品、2枚目(D51 40)が2020年製品なのですが、写真では拡大してハンドレール付近をよく見ないとわからないと思います。 実際の模型ではハンドレールのツヤの違いにより、肉眼でも割とすぐにわかります。


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