KATO製品で最も長寿の客車である、オハ31系シリーズの色換え品が追加されました。
3年前の「5001-9 オハ31 26 鉄道博物館展示車両」は、当初は限定品のような扱われ方でしたが、今回の製品は最初から通常ラインナップ扱いです。
2013.9.15
成型は従来品と同じで、値段も同じです。
公式サイトの写真よりも若干上方から撮ってみました。
5001-1 オハ31(帯なし) (拡大写真) 赤帯の入った模型を見慣れていると、何となく未塗装っぽい変わった雰囲気です。 基本色はぶどう色1号ということで、わずかに黒っぽくなりました。車輪も黒色です。 |
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5001 オハ31 (拡大写真) こちらは従来品です。数え切れないほど再生産されていますが、ここ20年ほどは外観に目立った変化はないと思います。地味に椅子の色が何度か変わっていたりします。 |
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5003-1 オハニ30(帯なし) (拡大写真) 同じく帯なしです。何となく帯があるものよりも、窓廻りの感じが実物らしく見えるような気がします。 |
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5002-1 オロ30(青1号帯) (拡大写真) 戦後に帯色が少し明るくなった頃の姿となりました。 |
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5002 オロ30 (拡大写真) オロ30の従来品。帯色は濃い時期のものです。 |
今回の製品はぶどう色1号とはいえ、従来品とそれほど大きな差が出ないように調整されているような気がします。もしかしたら、従来の赤帯や濃い青帯の製品も、今後は車体色がぶどう色1号に変更されて登場するのかもしれません。
MODEMO スロ31000 (拡大写真) 先日ぶどう色1号で登場した、MODEMOのスロ31000です。 こちらはむしろ従来品とはっきり違いがわかるような表現になっています。これもまた重厚で格好いいのです。帯色はこの時代の濃い青色です。 |
別々に撮ると、カメラが別個に色調整してしまうことがあるので、同一フレームに並べてみました。
左:5002 オロ30 右:5002-1 オロ30(青1号帯) 右が今回のオロ30(青1号帯)です。 |
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左:5002-1 オロ30(青1号帯) 右:MODEMO スロ31000 左が今回のオロ30(青1号帯)です。右は参考までにMODEMOのスロ31000(ぶどう色1号)です。 |
長らくC50とオハ31系がKATO的な「梅にうぐいす」でしたが、C50はこのところ品切れなので、カタログでは代わりにC11が使われる例が多いようです。
下はKATOのC56をベースとしたC12(やえもんデザイン)です。かなり使いでがあります。
さて、なぜ今の時期にオハ31系のラインナップ追加があったかを考えますと、この編成にぴったりの機関車を同時に新発売する予定だったのではないか。8620とか、C11・C12など。
…と妄想していたわけですが、春先のC11の再生産や、この秋予定のC56の再生産がそれだったのでしょうね。