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★管理人評価★ |
素敵にシックな黒セーラー。小ぶりな襟とさっぱりとした2本ラインが軽快でかわいらしい感じです。栃木県の両毛線沿線はそこそこセーラー服の多いところですが、直線的な襟、2本ラインなどのデザインでさりげに個性を出しているところは、私立ゆえの矜持でしょうか。大人っぽくておしゃれな制服です。
実は地方都市の私立高校でセーラー服というのは全国でも両手で数えられるくらいしか残っていません。これは、90年代にモデルチェンジがブームになったとき、生徒集めが課題である地方の私立高校が「制服をオシャレにするば生徒が集まる」という噂に乗せられてバカバカ制服を改定してしまったためです。結局どこも同じ制服になって益はなかっただけでなく、場合によっては派手すぎて嫌われ、少子化で相変わらず苦労は続くなど、なんらいいことなかったわけですが、その中であえて伝統の制服を維持した学校は、特別のステータスを勝ち得た感があります。足利短大附属は地元でも問題の少ない伝統優良校だそうですが、月見が丘高校のころから続く伝統のセーラー服に、地に足のついた教育環境が見てとれると言えると思います。
★観察記録★ |
その名のとおり短大附属の女子校ですが、短大の設置とともに変更された校名で、以前は共学の月見が丘高校だった時期もあるそうです。男子部は足利工業大学附属として分離したというから、なかなか珍しい歴史ですね。
生徒さんは雰囲気に個人差があって、いかにも素朴そうな子から、きっちりオシャレにしている子までさまざまです。ただ、足元は黒ソックス、ローファーで統一されていました。規則なのかもしれません。あと、かなりスカーフ外しが見られました。校章バッジなどは確認していません。
JRの足利駅より、学校に近い東武線の足利市駅の利用者のほうが多いようです。
足利の中心地を歩くと、川のある町っていいなと思います。そういえば森高千里が歌にした渡良瀬橋は足利に実在する橋。足利短大附属から渡良瀬川のほうに向かって歩いていくと渡良瀬橋にたどり着くわけで、歌の場面にいちばん近い高校でもあります。あの歌詞に描かれたような懐かしくてぬくもりのある風景は、このセーラー服とともに時を刻んできたんでしょう。
★投稿情報★ |
紹介されている制服は夏服で、冬服はデザインがちょっと変わります。襟は真っ白で他は真っ黒、左の胸ポケットは夏服と同じ白の二本線です。冬服は校章が刺繍ではなくバッチになります。冬服の方が人気があります。 地元でもこの制服は人気で、この制服を着たいが為に入学する子もたくさんいます。 (情報提供:足利短期大学附属高校OGさん) 人気の制服だと聞いてうれしくなりました。 無茶なモデルチェンジなどせず、伝統を継承していってほしいです。 冬服情報、ありがとうございました(^^)/ (2008年の投稿情報です) |
私立足利短期大学附属高校の冬服についてですが、栃木によくある関東襟+白襟カバーです。襟カバーの下は夏服と同じ黒地に白2本線になっていて、少数ですが外している人も見かけます。 (情報提供:Eriさん) 襟カバーの下までご存知ということは、在校生か卒業生の方でしょうか。 冬服の詳しい情報、ありがとうございました(^^)/ (2008年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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