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★管理人評価★ |
萩といえば吉田松陰をはじめ幕末の志士を育て維新の震源地となった近代日本さきがけの町。長州藩の教育を担っていたのが萩城下にあった藩校明倫館で、その流れを汲む由緒正しい伝統校が今の萩高校です。その名に恥じない堂々とした伝統の紺セーラーは、落ち着いたえんじラインが美しく、あたかも江戸時代からの歴史を宿しているかのよう。実際には戦後の導入らしいですが、それ以上の風格を感じさせますよね。
関東襟と関西襟の中間のような深い襟は、山口県ではよく見られるもの。今風のリボン結びが軽快でかわいらしく、伝統は感じても古臭さは感じさせない、素敵な制服になっています。
★観察記録★ |
これほど環境が見事な高校も珍しい。かつて武家屋敷が立ち並んでいた観光エリアに位置し、近くには指月公園に白砂と青松の菊ヶ浜。町の中心にありながら周囲はほとんど車の通行がなく、迷路のような土塀と旧家と夏みかん畑が広がるのみ。あたかも藩政時代の静謐な城下町に迷い込んだかのようです。その中でひときわ美しく整備された白壁が見えたら、その向こうにあるのが萩高校。なんと「白壁に囲まれた高校」として観光ガイドブックにも載っているというのですから、驚きです。校舎も体育館も江戸時代の建物と見まがうばかりの白壁瓦屋根ですから、もう素敵すぎて言葉がありませんね(笑)。こんな高校で生活してみたいもんです。
歴史も景観も見事な学校ですから、それに合わせるかのように生徒さんたちもきちんとしています。着崩しはまったくといっていいほど見られず、スカートは膝丈くらいの長さ、白ハイソにローファーが多いです。ポケットの校章バッジはいろいろな色がありました。多分学年色だと思われますが、どうでしょう? 車の通行に規制がある分、自転車通学がメインの模様。JR駅はやや遠いので、利用者がどのくらいいるのか不明です。
萩散策の際には、萩高校の白壁もお忘れなく。校内への立ち入りは禁止だと思いますが、周りの景観だけでもこの学校のスゴさがわかります。
★投稿情報★ |
萩高校の夏服は丸襟のブラウスに紺色のプリーツスカートのジャンパースカートに赤い細いリボンを結んでいます。山陰線に乗っていて見かけたものですが. 結構かわいいです。 (情報提供:山陰地方在住の深海さん) セーラーじゃないのは個人的に残念ですが、 古典的でかわいらしい夏服ですね。 ありがとうございました(^^)/ (2011年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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