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★管理人評価★ |
広島の制服というと必ず名前が挙がる有名制服。女子の人気が高いのも特筆物。その理由は、イラストをごらんいただければすぐにおわかりいただけるでしょう。ほかに類を見ない現代的なしゃれた襟周りのデザインと、浮ついた新型セーラーとは一線を画す太めのラインや古典的なフォルムが見事に同居したほとんど芸術的ともいえる逸品です。五角形襟、ごくまれに新型セーラーブラウスなどで見かけますが、どれも妙にコスプレっぽくていただけません。結局規律を感じるような、「学校制服」としての基本デザインがなっていないからではないかと思います。この五角形襟を見事に制服として昇華しているのは、日本全国見渡しても、唯一廿日市西高だけでしょう。
2001年のマイナーチェンジも大いに評価したいですね。校名イニシャルが入ったスカーフ留めにスカーフという伝統的なスタイルもすばらしいと思いますが、襟と対称形をなす優雅で美しいリボンタイはこの学校ならではのもの。この制服に合うものをしっかり検討して選んだ、というセンスのよさと努力のあとが見られます。リボンが流行の主流ならば、こういったマイナーチェンジで制服の正常進化を促していくのもあるべき姿でしょう。さらに2007年に2回目のマイナーチェンジが行われたようですが、こちらは下の投稿記事をご覧ください。
開校が昭和58年と若い学校ですが、「昭和末期に制定されたセーラー服に名作が多い」という説を見事に裏付けてくれます。一足遅れてきたモデルチェンジブーム以降、新しい学校はどれもメーカー提案に基づく既成モデルの模倣に走り、この学校のような制服にかける気概を失ってしまっています。そんな時代だからこそ、廿日市西高校の制服から見習うべき点は数え切れません。
★観察記録★ |
紺の短目のソックスが主流、とやや珍しい足元のファッション。スカートはやや膝上がほとんどで、今風の落ち着いた着こなしです。阿品駅から徒歩圏内で、下校時刻の駅周辺はここの生徒さんでにぎやかです。
ちょうどマイナーチェンジ進行中の時期に見たため、リボンタイの中にスカーフがちらほら混じっていました。こちらはスカーフ留めに「H.N」の筆記体文字が入り、左胸の校章プリントがありませんでした。校章プリントもマイナーチェンジと同時に導入されたようです。
★投稿情報★ |
●現2・3年生● 夏服…もちろん襟は五角形。袖の部分に紺のライン。左胸に校章。紺色リボン。リボンは結ぶタイプじゃなくてパッチンタイプ。ポケットなし。書いてある通りです。 冬服…全体的に紺。リボンは緑。襟や袖などにラインなし。ポケットなし。 ●現1年生● 夏服…セーラーの裾が長い。チャックの前開き。素材が良くなった(シワがつきにくい、すぐ乾く)。他は従来のと同じ。 冬服…制服自体の色が黒に近い。リボンが紺。前開き。裾が長い。素材がいい。 ●着こなし● 生徒指導がとても厳しいので学校ではみんなシンプルに着てます。外に出てもそんなに激しくは変わりませんがみんなかわいらしくきてます☆ 廿日市西の制服を取り上げていただいてありがとうございます。この制服意外と人気高いです。制服着たくて入学しました。 (情報提供:廿日市西高校在校生さん) 結構変わりましたね…これだとイラスト描きなおさないと・・・。 個人的には旧タイプのほうが好きかな。 しかしこの制服は人気あるなあ。ありがとうございました(^^)/ (2007年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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