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★管理人評価★ |
九州らしい白とグレーのみの明るい配色が清楚なセーラー服。光沢のある銀スカーフも、よく目だちます。スカートもかなり明るいグレーで、天領日田のしっとりとした町並みに溶け込むかのような、あっさりとした淡さが印象に残りました。校名からわかるとおり地域を代表する進学校で、知的な感じの生徒さんたちに実によく似合っている制服です。
どこかで日田地区の制服の傾向は、熊本のそれに近いと聞いたことがありますが、夏でも長袖というのは、確かに熊本の制服で散見される特徴です)。地理的には隔たりがあるのに、不思議な話です。
★観察記録★ |
地元の名門校ゆえ、全員膝下スカート、短いソックスで、マジメな進学校という感じがしました。夏でも長袖を着用する人が多いのですが、半袖も用意されているそうです。
ポケットの校章の刺繍は恐らく学年色に分かれているようで、3色確認できました。この3色、奇しくも新潟江南などと同じ分け方です。
江戸時代に天領(幕府の直轄領)として知られた日田には数多くの歴史的建造物が残っていますが、そんな景観にしっとりととけこんだこの制服の存在感は見事としか言いようがありません。近所の藤蔭高は、MCの結果夏服に新型のセーラーブラウスを導入していますが、やはりこの町には伝統を感じる制服が似合っています。
重厚な町並みとともに、歴史を刻んでいってほしい制服です。
★投稿情報★ |
「夏服の特徴」の欄で長袖のみとありますが、実を言うと長袖と全く同じデザインの半袖が存在します。長袖は合服です。ところが、夏服の着用期間内は合服でも可なので、全体の8割の女子生徒は、そのまま合服を着用しつづけます。 日田は全国にまれに見る夏と冬の温度差が激しい地域です。4月にはすでに、日中30度近くなります。そして夜は10度を切ります。よって4月末から5月初旬には夏服に移行します。特に夏は連日35度近くを記録し、日差しも半端なものではありません。女子生徒は日焼けをしないためとデザインがかわいいという点から大半が合服を着用しつづけます。また、周囲が山間部なため原付通学が多いというのも合服を普及させている一因といえるでしょう。 この合服・夏服は冬服とともに40年以上続く伝統の制服です。特に冬服は、昭和23年旧制中学から新制高校に変わった時以来、54年間全く変更のない制服です。すでに、大分県日田市にある県立3校、私立2校のうち、セーラー服が残っているのは日田高校だけとなりました。毎年「制服変更を」という声も生徒の間であがっています。 また、先述の通り1日の気温差が激しいため、学校指定の紺色のセーターを合服の上に着こみ、襟とカラーと銀のネクタイだけを首の部分から出すという「第4の制服」も期間限定ながら存在します。これも人気が高いため5月中旬には大半の女子生徒がこの服装で町を歩きます。 学年章については緑・紺・えんじがありますが、これを学年色といい、平成14年度は、1年・えんじ/2年・紺/3年・緑です。体操服・スリッパ等にこの色が採用されます。 (情報提供:卒業生「宗麟」さん) 制服変更なんてとんでもない! 在校生の皆さん、せっかくの50年以上の伝統、大事にしなきゃもったいないですよ! 詳しい情報、ありがとうございました(^^)/ (2002年の投稿情報です) |
今、在学中の日田高生です。 冬服は紺色で襟には黒のラインが3本、靴下は白…カーディガンの着用率が100%に近いです。まぁ、前から変わっていないと思います。 長袖は中間服ですが、夏場も長袖の生徒の方が多いです。最近では、ちらほら半袖も着られていますが…。 スカート丈は膝頭にかかるくらいですが、たまに短い人を見かけます…。 そういえば、夏服の上からカーディガンは着用禁止になってます。寒かったら冬服を着ろ!みたいな感じですねー。 (情報提供:日田高校在校生のまかにゃうさん) 在校生さんならではの詳細な情報、感謝です。 ありがとうございました(^^)/ (2012年の投稿情報です) |
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