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★管理人評価★ |
大阪でセーラー服といえば何よりもまず伝統校の証。特に尋常中学校や高等女学校など戦前から続く学校が多く、今でも一目置かれる優秀な学校がほとんどです。中でも茨木高のセーラーは珍しい関東襟で、素直な紺と白の配色がストイックな印象。リボン結びは恐らく最近になって流行したものだと思いますが、きちんとした伝統のフォルムに流行を取り入れたワンポイントが入り、とても生き生きとしたまったく古さを感じない制服になっています。
ポケットに入るV字の紺地部分、大阪では中学のセーラーも含めてかなり広汎に見られますが、他地域では珍しいです。関東襟ではあっても、やはり堂々した大阪の制服と言えます。こういうところが伝統制服に一層の重みを持たせているんですね。
★観察記録★ |
茨木の市街地はJRの茨木駅と阪急の茨木市駅の間の1.5kmほどの間に広がっていますが、その真ん中あたりにあるのがこの学校。ですので、下校時には生徒さんは両方の駅に散っていきます。街中にありながら学校に隣接して川が流れ緑も多く、不思議とのんびりした雰囲気に包まれています。なかなかいい環境なのではないでしょうか。
第四尋常中学校を前身とするだけあって大阪でも有名な進学校の1つですが、着こなしなどは割と自由なようです。スカーフはリボン結びが多いだけでなく付け替えも見られ、ややギャルっぽい子もいるほど。それでもスカートが全員長いのは、大阪の誇りとしか言いようがありませんね(笑)。
★投稿情報★ |
大阪府立茨木高校は、戦後、茨木中学と茨木高女が交流して共学化された高校で、高い進学率を誇っています。 さて、女子の制服は冬服・夏服ともにセーラー服ですが、制定されたのが戦後であったため、旧高女のものとはまた違う、新しいスタイルのものでした。特に冬服では、大阪の旧高女では、たとえばこのページでも紹介された清水谷・夕陽丘・泉陽のように、襟カバーをもち、スカーフ止めのループがないのが普通でしたが、茨木高校のセーラーには襟カバーが無く、逆にスカーフ止めがあります。見た感じも、軽快に作られているのがわかります。戦後世代のセーラー服と言えるかと思います。 (情報提供:清水谷OBさん) 夏服と冬服でデザインがここまで違うのは珍しいですね。 ありがとうございました(^^)/ (2008年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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