　地方の私立高校には極めて珍しいセーラー服。それも、９０年以上の歴史を数え、文武両道を旨とする伝統校といえば納得がいくのではないでしょうか。スポーツで偉大な実績を残してきたこの学校の精神が宿った健康的な白襟セーラーで目を引くのは、クラシカルな井桁ライン。ごく一部の伝統校でしか見られなくなったストラップシューズも私立校ならではの存在感たっぷりです。
　関東では少数派の胸当て、柔らかなシルクのスカーフも高級感があり、これが私立の伝統セーラーのアピール力だな、とあらためて実感させられます。

　両毛線沿線の着こなしは多分に東京の影響を受けてどの学校もやや奔放。しかし、樹徳だけは仏教系の学校らしい厳格な指導がなされているらしく、白ハイソに黒ストラップシューズが非常にきちんとした印象で、特別の存在と言えます。スカート丈も膝丈、もしくはやや膝上程度で、他校より明らかに長いです。
　運動部の実績は折り紙つき。さらに毎年有名大学への合格者も出している優良私立校です。

2001年度より樹徳中学校を併設し、一貫教育を行っていますが、中学からの生徒は高校では一貫部というコースに所属し、高校から入学した生徒と合流することはなく、別の校舎で学習するとのことです（一部の行事は共同で行うようです）。

　制服も、中高一貫部のものは従来の高校のそれとはだいぶ異なり、女子にはグレーの前開きセーラー服（襟は白）が定められています。もっとも、特徴的な後ろ襟のライン引きは引き継いでいます。男子は紺色の詰襟。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：ダーマンさん）
　新設のコースに別制服を制定するというのはちょっと怖い流れ。
　東京の某私立が共学部のブレザーを生かして女子部のセーラーを廃止したことを思いだしました。
　樹徳に限ってそんなことがありませんように。
　ありがとうございました(^^)/
　（2011年の投稿情報です）

　面倒くさくなると手を後ろに回してごまかす技を覚えてしまいました…ほかはまあうまく描けたほうでは？

　★樹徳高校の制服は、藤原臣人さんのページでもかわいいイラストで紹介されています。オススメです！

＜群馬県＞

私立樹徳高校