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★管理人評価★ |
ご覧の通りのユニークなセーラー服。「夏服の特徴」というところを見ていただければわかる通り、奇抜なポイントが目白押しです。中でも特筆に値するのが、両袖にキレイに並んだタック(イラストではうまく見えないかも…)。これはこの学校でしか見たことがありません。
一方で東京の有名私立、雙葉に似た編み上げ式の胸元などトラッドな要素も含まれ、どこかを真似てデザインされたものではなく歴史のある制服だということがわかります。いただいた投稿記事から察するに、どうやら近畿地方ではいちばん古いセーラー服のようです。当時は相当のインパクトを与えたことでしょう。モダンな港町、神戸を象徴するような清楚な逸品です。
★観察記録★ |
校名だけでおわかりでしょうが、兵庫県を代表する進学校であり伝統校。校舎は灘や三宮を見下ろす高台に立ち(登校するのはたいへんそう)、山の手の名門校、という雰囲気を漂わせていました。
兵庫県はもともと着こなしのキチンとした地域ですが、中でも模範生のような学生が集まっているところで、あらゆる点でぬかりのない学校。有名私立の多い神戸市でも、公立一番手校はとにかくスゴイ、というお話でした。
★投稿情報★ |
兵庫県立神戸高校OBです。もう卒業は何十年も前になりますが(笑) 夏服はまさに資料室の図解の通りです。袖に着目されたのはポイント高いです。冬服はあれの全紺バージョンとお考えいただければ間違いないです(襟のラインも紺)。もう一つ長袖白の(たしか中間服と言ったような)があります。胸の校章は三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)に「高」の文字が入っています。由来は…忘れました。同窓会誌か何かに書いてあったような気がするので探してみます。 (情報提供:卒業生XIRさん) 卒業が何十年も前とは…そのころから同じ制服なんですね。 ありがとうございました(^^)/ |
制服の歴史、同窓会誌によりますと、「県立第一高等女学校(神戸高校の前身)は大正9年6月に洋服を制服として採用。最初の制服は夏は黒白綾織の弁慶縞、冬は濃紺のツーピースで、その後改良を加えられ、現在のセーラー型となった」とありますので、セーラー型になった時期ははっきりしません。 県一高女出身の家庭科の先生が「日本のセーラー服の元祖は神高」と言っていたの覚えてるんで、そうだと信じてました。 (情報提供:卒業生XIRさん) 福岡女学院(大正9年制定)と金城学院がセーラー服の元祖というのが定説。 しかし、近畿では神戸がいちばん古そうです。 ありがとうございました(^^)/ |
★イラストについて★ |
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