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★管理人評価★ |
清潔感のある白襟3本ラインセーラーで、基本を押さえたデザインが美しいです。スカーフとラインの色彩の調和もよろしい。滋賀県はなかなか個性的な制服が多い土地柄ですが、昔からのセーラー服がたったの3校しかないためでしょう、水口高はいわゆる制服有名校です。爽やかでくっきりした色調の夏服がかなりいいんですが、どうも美しい藤色の襟カバーがつく冬服が有名という話。冬服のほうが色合いが凝っているというのは珍しい。一度実物を見てみたいものです。
さて、この制服、かつては関西襟でした。それが2002年ごろに「関東襟+リボンタイ」にマイナーチェンジ。胸元を詰めて無理やり関東襟スタイルにするエセ関東襟が横行したために、それなら関東襟にしてしまえ、ということになったようです(下の投稿記事参照)。
それと、平成20年に創立100周年とのことです。昨今はどんなに伝統があってすばらしく人気のある制服でも、メーカーの売り込みにだまされて周年を機になんとなくMCしてしまう学校が多いので、ちょっと心配になりました。卒業生、在校生の皆さんでこの伝統ある制服を守っていってください。
★観察記録★ |
水口は旧東海道50番目の宿場町。東海道のメインルートが米原経由になって街道が廃れてしまった現在でも、江戸情緒を残すしっとりとした街並みが見られます。そんな町の中心にあるのが水口高校で、通学路が旧東海道というかなりステキな学校です。
ごく普通の地方公立高校という雰囲気で目だった点はないのですが、関東襟へのマイナーチェンジを余儀なくされるほど、かつてはエセ関東襟が流行していました。スカートも短め。近畿は大阪・兵庫がスカートが長く(しかも都市部ほど長い)、京都・滋賀は短いという不思議な傾向があり、ここも例外ではありません。
★投稿情報★ |
学校の前の道は昔の東海道で、グランドは隣にある昔の水口城があったところのお堀の石垣の中にあります。だいぶ前に「白線流し」というドラマがありましたけど、まさにそんな感じ。お堀いっぱいに桜が咲いてるころの下校風景はとにかくきれいですよ。前はサッカーが強くて全国大会の常連だったのでよくテレビにも出たんですけど、最近は草津東や守山北が強くてなかなか出られないので、来ていただかないとお見せできないのが非常に残念です(爆) しかし、よりによって夏服を見られたんですね……(汗)。というのも、自慢じゃありませんがとにかくうちは冬服が昔から伝統の名物で、滋賀県で一番かわいい(というか「きれい」)と有名なのですよ。(^^ゞ 色は上下とも紺ですが、セーラーの襟が藤色がかった水色で、そこに紺の3本線が入ってます。スカーフも紺です。とても大きな襟で、色もコントラストがよく目立ってとてもきれいです。ごく普通の田舎の公立校なのに、大津の方から憧れて入ってくる子もいます。 (情報提供:在校生けいちゃんさん) 猛烈に冬服を見たくなりました。 ありがとうございました(^^)/ (2002年以前の投稿情報です) |
まもなく創立100周年を迎える甲賀郡一の名門校ですが、近年は新設校に進学・スポーツとも押され、低迷を続けていました。しかしながら受験校指定の撤廃とともに人気急上昇で、志望者が殺到している模様。詳細は不明ですが、セーラー服人気も理由の1つだと言われています。 また、冬服の美しい水色の襟は、近くを流れる「野洲川の水の色」に由来すると伝えられています。最近は紺ハイソが急激に勢力を伸ばしているようです。 (情報提供:地元のmidnight_musumeさん) 人気急上昇とはすばらしい! 伝統、制服、立地条件ともに申し分ない学校ですもんね。 ありがとうございました(^^)/ (2002年以前の投稿情報です) |
マイナーチェンジについて学校に問い合わせてみたところ、 「6年前に生徒指導の要望で、襟部分をマイナーチェンジ(関西襟でだらしなく着こなす生徒が増えたため⇒関東襟に変更)」 「襟部分の変更に伴い、スカーフを廃止、蝶ネクタイ(リボンタイ)とスカーフタイの併用(自由選択)に変更」 との回答でした。実際に観察しますと、蝶リボンとスカーフリボンの割合は半々くらいでした。 やはり関西襟・名古屋襟は減少傾向にあるんでしょうか? まあ、ブレザーになってしまうよりマシですが(笑) (情報提供:地元のmamezoさん) これ以上ない正確な情報に感謝です! おかげさまでマイナーチェンジを確認できました。 まあ、この柔軟さは評価するべきかもしれませんね。 ありがとうございました(^^)/ (2008年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
★水口高校の制服は、藤原臣人さんのページでもかわいいイラストで紹介されています。オススメです! |
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