<岩手県>

県立盛岡第四高校


 PROFILE
学校名  もりおかだいし
所在地  岩手県盛岡市
主な交通機関  JR東北本線仙北町駅
夏服の特徴
  • やや曲線的で小ぶりな緑灰色の関東襟
  • 襟にラインなし。
  • 青スカーフを身ごろと共布のスカーフ止めに通す。
  • 袖口に絞りあり。
  • おなかの両側にポケット。
  • 襟の右コーナーに青でシンボルの「シルバーリーフ(ギンドロ樹)」マーク。
夏服のカラー
図解のとおり、右コーナーにシルバーリーフの刺繍がつきます。襟の背に垂れる部分は浅め。(シルバーリーフの実画像を岩手っ子☆さんにいただいて完成させることができました。感謝いたします。)
冬服の特徴  黒に近い濃紺で、スカーフは銀色。夏服と同じように、右肩に銀色(灰色)の刺繍糸でシルバーリーフの刺繍あり。胸当てあり。 
 (情報提供:四高OGさん、岩手っ子☆さん)
特記事項  メーカーの違いにより、胸ポケットがある場合とない場合があります。
調査年  2007年
 学校公式HP  http://www2.iwate-ed.jp/mo4-h/

このデータは管理人が上記調査年に個人的に集めた情報ですので、現状では変更されている可能性があります制服の歴史、着こなし、学校の特色など、情報をお待ちしております。管理人へのメールまたは掲示板をご利用ください。
 管理人評価

 東北の制服事情を語るに、無視することのできない名作セーラーでしょう。全国的にも珍しい洗練された色合いと、風格のあるデザインは、そこら中で安易に導入されたDC制服を完全に凌ぐ存在感と温かみを持っており、さらに東北セーラー特有のおなかポケットが、地域性をさりげなく物語っています。
 ポイントは絞りのある袖と襟のシルバーリーフ(ギンドロ樹)マークで、これがこれがかなりの個性派です。後姿は襟がノーラインなのに加えて珍しいマークで目立ちまくり。だいぶ前からのデザインらしいんですが、まだ制服がもてはやされることのなかった時代、誰がこんなステキなデザインを考えたんですかね〜。引き締まった襟元と、身ごろによくマッチしている青スカーフがかわいいです。

 観察記録

 盛岡はやや大人し目の着こなしが主流で、その中でも特に四高の生徒さんはきちんとしているほうですね。スカートはちょっと長めの子が多く、白ソックスにローファーと清楚な雰囲気です。おもしろいことに、胸ポケットがある場合とない場合がありました。ないほうが微妙に多いようで、メーカーの違いによるものだそうです(下の投稿記事参照)。
 交通機関はあまりはっきりしていません。仙北町駅から10分くらいかけて自転車で通う生徒さんが多いんだそうです。
 非常に目を引くシルバーリーフのマークは校章に使用されており、宮沢賢治にちなんだものだそうです。賢治の理想がいまでも息づく、岩手のやさしい風土を象徴するような学校なのでした。

 投稿情報
私がこの学校に通っていたときは、この制服のあだ名が、「四高囚人服」でした。今はそんなことは言わないようですが。四高の夏服は雨に濡れても決して下着が透けないといった理由で周辺の女子高生にうらやましがられていました。ただし、男子には、かなり不評でした。(あたりまえか。)
 「四高」は「志高」とよばれることがあります。校章は、クロスしたシルバーリーフの間に「四高」と書かれたものなのですが、その「四高」の「四」というのが、クラーク博士の「少年よ大志をいだけ」という言葉の「大志」の「志」とかけあわされたものなのです(四高生徒手帳、「校章の由来」ページ参照)。その由来を、5〜6年前の校長先生がえらく気に入って、それまで「よんこう」と呼ばれていたのを、「大志」にあやかって「しこう」と呼ばせるようになりました。ただ、対外的に「志高」と文字で表現するのはやっぱりやばいだろうということで、文字での表現はあまり使ってないはずです。(当時は少し四高の「志高」表現が問題になっていたようです。)

                          (情報提供:四高OGさん)

 「囚人服」とはいかにも高校生が考えそうなジョーク…。
 貴重なお話、たいへんありがとうございました(^^)/
夏服の胸ポケットは、
 有るほう…佐藤被服
 無いほう…いさごだ
制服メーカーの違いですね♪ いさごだで作る生徒のほうが多いです。佐藤被服は盛岡工業の女子制服など女子生徒数が少ない学校の制服が専売特許です。いさごだで作れない制服も佐藤被服でのみ取り扱っているっていう学校もあります。

                          (情報提供:在校生?の岩手っ子☆さん)

 なるほど〜メーカーによってポケットがついたりつかなかたりは珍しいです。
 岩手っ子☆さんには襟のシルバーリーフの画像も送っていただきました。
 貴重な情報、たいへんありがとうございました(^^)/
最近は四高生はスカート短いですよー。他校に比べて校則が緩いので冬に着るカーディガンもカラフルです。あと半分弱くらいの生徒はスカーフを止めるところに通さずに結んでます(校則違反ですがね)。
 それと2006年に作られた夏服は袖口の絞りがないです(他にもそういう年があったかもしれませんが)。ちなみにメーカー間の違いは裾丈にもあります。イオンで買うと異様に短いです、笑
 どうでもいいですが商業の制服の襟や夏服の袖は洗濯するために外れるようになってます、笑

                          (情報提供:盛四卒業生さん)

 四高のセーラーほどデザインがまちまちなのも珍しいですね…。
 年度によって袖の絞りがないというのもかなり驚き。
 ありがとうございました(^^)/
 (2010年の投稿情報です)
 イラストについて

 2代目のイラストです。初代はスカーフ留めがなかったので…やっと訂正できました。

 ★このたびの東日本大震災および原発事故にて被災された地域の方々に心よりお見舞い申し上げます。
  地域情報を扱う当サイトも、被災地が一日でも早く復興されることを願いつつ、真摯に運営を続けてまいります。
検索などでこのページに直接飛んでいらした方は、
ぜひとも一度サイトの趣旨をご覧ください。
当サイトの活動をご理解いただき、
伝統のある制服を大切にする気持ちを持っていただければ幸いです。

トップページに戻る