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★管理人評価★ |
東北の制服事情を語るに、無視することのできない名作セーラーでしょう。全国的にも珍しい洗練された色合いと、風格のあるデザインは、そこら中で安易に導入されたDC制服を完全に凌ぐ存在感と温かみを持っており、さらに東北セーラー特有のおなかポケットが、地域性をさりげなく物語っています。
ポイントは絞りのある袖と襟のシルバーリーフ(ギンドロ樹)マークで、これがこれがかなりの個性派です。後姿は襟がノーラインなのに加えて珍しいマークで目立ちまくり。だいぶ前からのデザインらしいんですが、まだ制服がもてはやされることのなかった時代、誰がこんなステキなデザインを考えたんですかね〜。引き締まった襟元と、身ごろによくマッチしている青スカーフがかわいいです。
★観察記録★ |
盛岡はやや大人し目の着こなしが主流で、その中でも特に四高の生徒さんはきちんとしているほうですね。スカートはちょっと長めの子が多く、白ソックスにローファーと清楚な雰囲気です。おもしろいことに、胸ポケットがある場合とない場合がありました。ないほうが微妙に多いようで、メーカーの違いによるものだそうです(下の投稿記事参照)。
交通機関はあまりはっきりしていません。仙北町駅から10分くらいかけて自転車で通う生徒さんが多いんだそうです。
非常に目を引くシルバーリーフのマークは校章に使用されており、宮沢賢治にちなんだものだそうです。賢治の理想がいまでも息づく、岩手のやさしい風土を象徴するような学校なのでした。
★投稿情報★ |
私がこの学校に通っていたときは、この制服のあだ名が、「四高囚人服」でした。今はそんなことは言わないようですが。四高の夏服は雨に濡れても決して下着が透けないといった理由で周辺の女子高生にうらやましがられていました。ただし、男子には、かなり不評でした。(あたりまえか。) 「四高」は「志高」とよばれることがあります。校章は、クロスしたシルバーリーフの間に「四高」と書かれたものなのですが、その「四高」の「四」というのが、クラーク博士の「少年よ大志をいだけ」という言葉の「大志」の「志」とかけあわされたものなのです(四高生徒手帳、「校章の由来」ページ参照)。その由来を、5〜6年前の校長先生がえらく気に入って、それまで「よんこう」と呼ばれていたのを、「大志」にあやかって「しこう」と呼ばせるようになりました。ただ、対外的に「志高」と文字で表現するのはやっぱりやばいだろうということで、文字での表現はあまり使ってないはずです。(当時は少し四高の「志高」表現が問題になっていたようです。) (情報提供:四高OGさん) 「囚人服」とはいかにも高校生が考えそうなジョーク…。 貴重なお話、たいへんありがとうございました(^^)/ |
夏服の胸ポケットは、 有るほう…佐藤被服 無いほう…いさごだ 制服メーカーの違いですね♪ いさごだで作る生徒のほうが多いです。佐藤被服は盛岡工業の女子制服など女子生徒数が少ない学校の制服が専売特許です。いさごだで作れない制服も佐藤被服でのみ取り扱っているっていう学校もあります。 (情報提供:在校生?の岩手っ子☆さん) なるほど〜メーカーによってポケットがついたりつかなかたりは珍しいです。 岩手っ子☆さんには襟のシルバーリーフの画像も送っていただきました。 貴重な情報、たいへんありがとうございました(^^)/ |
最近は四高生はスカート短いですよー。他校に比べて校則が緩いので冬に着るカーディガンもカラフルです。あと半分弱くらいの生徒はスカーフを止めるところに通さずに結んでます(校則違反ですがね)。 それと2006年に作られた夏服は袖口の絞りがないです(他にもそういう年があったかもしれませんが)。ちなみにメーカー間の違いは裾丈にもあります。イオンで買うと異様に短いです、笑 どうでもいいですが商業の制服の襟や夏服の袖は洗濯するために外れるようになってます、笑 (情報提供:盛四卒業生さん) 四高のセーラーほどデザインがまちまちなのも珍しいですね…。 年度によって袖の絞りがないというのもかなり驚き。 ありがとうございました(^^)/ (2010年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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