　ごく平均的な名古屋型セーラー。はっきりとした1本ラインがこの制服の魅力で、質実剛健な校風を象徴するかのようです。制服とは長く培われてきた校風を反映して、学校とともに育っていくもの。大府の制服にはそういうカッコよさがあります。
　黒リボンは愛知県のセーラーによくあるパターン。ただ、名古屋の紐リボンのタイプと異なり、ボリュームのあるリボンの両端を長めに垂らすスタイルが抜群にかわいいです。これは知多半島から西三河にかけての着こなしで、大府高校はその典型と言えるでしょう。地域性のあるスタイルは、伝統の制服だからこそ見られるものですね。

　大府駅でたくさん見られるセーラー服。ギャル系の着こなしが多い名古屋近郊の公立校の中にあって、比較的おとなしい感じです。部活もたいへん盛んだそう。実際、運動部は私立強豪校に混じって大会でよく上位に進出しています。熱心な指導をしているとても良さげな学校です。
　気になるポケットの「ＯＢＵ」という刺繍ですが、２０００年度あたりから、突然半数くらいの割合で入るようになりました。似たデザインの多い愛知県のセーラー服事情ゆえ、この学校だと一目で判別できるようにするのが狙いのようですね。こういうマイナーチェンジで歴史のある制服を存続させていくところ、さすが考えのしっかりした学校は違います。

通ってる友達の情報によると、どうやら2005年度新入生からスカートに校章（？）の刺繍が入ったらしく、裾上げができないそうです。結構膝丈くらいの人が多いです。駅で先生が制服チェックをしているところをたまに見ます……。あと、カーディガンが指定のもので、刺繍ではありませんがＯＢＵとあります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：地元のキリコさん）
　最近スカートに細工して裾上げ防止する学校が増えているようですねー。
　ありがとうございました(^^)/

2007年卒です。
　大府高校の制服スカートは
　・膝丈
　・左脇の裾とウエストに指定の（裾あげ防止のための）アイロンシールがあるもの
でないと服装違反でチェックされます。カーティガンも指定（紺色・左袖にOBUのワッペン）のみ可、ですが手がきちんと出てればあまり注意されないので、結構3Lや4Lで買う子が居ました（笑）。関東襟風に安全ピンで襟元を留めるのが一部で流行っていましたが今もいるのかなぁ。その子たちは先生によく「きちんと襟を直しなさいねー」なんて言われてました。
　他校と絶対に間違えられない指定カバンもありますよー！　深い緑のチェックに茶色の縁取りの3Wayの合皮カバンで、手に持つか斜めがけが多かったです。リュックにしてる子はほとんど見なかったです。このカバン、見た目のわりに荷物入らないわ、やたら重いわ持ってないと怒られるわで……卒業してから単品で見ると「あれ？けっこう可愛かった？」なんて思いましたが当時は苦痛でした。
　あと、母や伯母が制服の太い白線をきしめんって言ってました。我が家だけかもしれませんが……。言われてみればきしめん並みに太いかも！なんて笑ってましたが、大府・刈谷・刈谷北は襟のラインが太い白線１本とおそろいなので近隣はきしめんだらけですｗ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：卒業生のにゃにゃんさん）
　卒業生さんらしい学校生活がよくわかるお話、いいですね。
　ありがとうございました(^^)/
　（2012年の投稿情報です）

＜愛知県＞

県立大府高校