　一見普通の名古屋型セーラー服のようですが、細かいところでさまざまな特徴があります。まず、襟カバーのみピケ地の素材でできているというのは、実に珍しい。最近のセーラー服の流れを先取りしていた、ということになるのかもしれません。名古屋襟のように見えて直線的な関西襟に近いのもおもしろいし、紐リボンというのもあまり見かけません。極めてオリジナルなデザインであると同時に、創立100周年を数える学校ならではの伝統の重みも感じます。

　東海地方の実業系高校というとまずギャル系の着こなしが普通なんですが、ここはいたってマジメな雰囲気。白の短いパツパツのソックスで統一されているし、スカートも長い。制服をキチンと着ているコが多いです。
　学校は田んぼのど真ん中にあり、樽見鉄道の無人駅で電車を待つ姿は、なかなか絵になります。

うちの高校は生徒指導部がとても厳しく、数年前からルーズソックスは禁止になっているのです!!　はいていたら脱がされます。放課後も先生が駅前に繰り出し、チェックしています。スカートも短い物は取り上げられ、卒業まで返してもらえません。見出しなみ検査も頻繁にありましたよ。チェック項目は頭髪（パーマ、染色）、ピアス、リボン、校章、スカート、靴下、爪と結構やっかいでした。でもそれには深い訳があり、実は100周年を迎えた歴史のある高校で、地元にたくさんのＯＢがおり、よく指摘を受けるからです。就職も地域密着型なので結構生徒の質にこだわっているからなんですよ。そのため真面目なのです。
　ちなみにルーズが禁止になった理由は、「普通一足350円で買えるものに1000円以上かけるのはバカげている」という理由らしいですが誰もが一足は持っているものなので当時の私たちは「いちいち学校の為にまた普通のソックス買うのがもったいないわ!!」と思ってました。
　襟カバーの下はまったくの無地で紺色です。そして普通はラインが入っていて、他校では儀式（卒業式など）の時にはカバーをはずすという使い方をすると思いますが、うちの学校はずっと付けたままです。はずして着用することはありません。
　100周年を期に「制服を変える」という話も出たのですが、「自分の着ていた制服がなくなると母校が無くなった気がする」というOBの一声で今のままということになったようです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：卒業生のSakuraさん）
　さすがは長い伝統のある学校ですね。
　ありがとうございました(^^)/

大垣商高の事で知っていることがあるので紹介します。
　まず冬服の襟ですが、「『直線的な襟』といいつつ、普通の名古屋襟みたいに、微妙にカーブがついてしまいました」とありますけど、微妙に曲がっているものもあるようなのでイラストのままで問題ないと思います。個人の体格や着こなしもありますし、中学のセーラーに襟カバーをつけてる人もいるかもしれませんから…。ご多分に漏れず（？）ここもエセ関東襟が結構多いみたいです（さすがに胸当てはちゃんとありますが…）。以前テレビに出演していた生徒さん達もそうでした(^^;)
　紐リボンは高校では珍しいですが、東海地方の中学校では探せば結構あるようです。ちなみに、大垣の中学校のセーラーはスカーフばかりです。
　夏服のブラウスは岐阜県定番のタイプのものですが、ポケットに校章のプリント（？）があります。
　ここの学校は結構成績が良いらしく、県の代表で（？）商業系の大会に出ることもあるようです。校舎は田んぼの真ん中にありますが、すぐ近くを国道21号線が通っています。国道からは「大垣商業高校」と書かれた大きな看板が見えます。鉄道よりも車のほうが便利な高校のようですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：岐阜の高校生ぼーぜさん）
　県内の人だからこそわかる情報ですね。
　ありがとうございました(^^)/

＜岐阜県＞

県立大垣商業高校