　大分の制服のスゴさがわかる、この工業の制服！　緑身ごろで切れ込みのある変形セーラーってことだけ言いたいんじゃありません。皆さんのまわりの学校を考えてごらんなさいナ。男子のブレザー化のついでに導入されたチェック制服は別として、工業で女子の制服がここまで凝っているなんて事例、ほかにありますか？　他県では、あとは熊本の八代工業の夏服くらいでしょう。大分市内には、さらに鶴崎工業の前あわせタイプのセーラージャケットがあるというから驚き。類似モデルが近所にあるのならともかく、女子の少ない工業高校でこれほど独自性のある制服を維持してきた大分の制服シーンに脱帽です。
　恐らく地元でも「あの制服、どこの学校？」なんてウワサされているんじゃないでしょうか。大分県の皆さんは素直に誇ってください。アナタの県の制服は日本一。それを証明しているのが大分工業なんです。どこの学校でも、ＭＣなんてする意味、一切ありません！

　何しろ女子が少なく、黒の詰襟に混じって数人歩いている程度なので、観察もへったくれもありません。着こなしの趨勢といっても事例が限られますが、総じてちゃんとイラストどおりに着ているまじめな感じのコが多かったと思います。
　寒い時期になると、緑色のカーディガンが現れます。左袖に花文字で「ＤＫ」と書かれていたので、「Ｄ」って何だ？と思ったのですが、「ダイコウ」の略だったんでしょうね。県庁所在地の工業高校ということもあって学区を越えて遠方から通学する生徒さんもそこそこいるようです。
　しかし惜しむらくは女子が少なすぎること。工業高校でもデザインやインテリア関係の学科があればもっとこの制服が目立つようになるんですが…もったいないですよ、学校関係者の皆さん！

大工（ダイコウ）の制服をご称賛いただき、どうもありがとうございます☆
　実はあの制服、私が在校中にマイナーチェンジしてるんですよ。当時（何年前かはヒミツ）、在校生1200人中女子が18人という状況だったのですが、私の同級生女子の間からＭＣをしよう！という声が上がり、各自デザイン画を何枚も描いて持ち寄り、先生に掛け合ったのです。色も形も全て変えたデザインがほとんどだったのですが、割と保守的な人が多かったので、結局マイナーチェンジで落ち着きました。デザイン変更をしたのは私たちの学年（２年当時）ですが、新デザインを着用したのは、翌年の新入生からでした。
　ちなみにそれ以前の制服は、襟は無地でラインなし（形はそのまま）、スカートがボックスプリーツでした。ボックスプリーツが当時はおばさんっぽく感じられ、みんなに不評だった様です。男子はどう思っていたか分かりませんけど…。
　カーディガンは当時はありませんでした。いつからなのかなぁ？　私個人的には、合服や夏服の方が好きでしたね。合服と夏服は袖の長さが違うだけで、デザインは同じです。襟の形は一緒で、色がライトグレーの白ライン２本、それに襟と同色のタイ（スナップで留める）、身頃は白。スカートは襟と同色のボックスプリーツでした。
　個性的よりもコンサバな方がカワイイと思ってましたね。なんとなく。現在は他県在住なので、意外なところで大工の制服に出会えて嬉しかったです♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：卒業生のぴゅありんさん）
　制服が制定された当時の貴重な証言！
　ありがとうございました(^^)/

私が通っている頃（H2～4年くらい）の話になりますが……冬服はイラスト通り（スカート丈は厳密にはひざ下10cmですが）です。胸ポケットの上部に黒い布に校章・学科章を付けたものを安全ピンで留めていました（今は、違うのかな？）ポケットの上部に穴を開けて直接校章・学科章を付けている人もいました。カーディガンはありませんでした。最近出来たのでしょう。当時は量産されている学生コートでした（紺か黒）しかし、私服を着てくる子もいましたね。生徒の声を受けて可愛いカーディガンが採用されたのではないでしょうか？
　夏服は、デザインは冬服と同じですが、上は白に襟が明るいグレーで太目の白ラインが１本です。ラインは襟の角で交差（折れ曲がっているのではなく突き抜けている）しています。半そでと８分丈そでの２種類で、８分丈は合服です。半そでは、そで口に折り返しがあります。生地が厚くて暑かったです。下着が透けないようにしているのでしょう。銀スカーフをスカーフ留めに通すようになっています（重ね着状態になるので暑さUP）合服は夏中着てもOKでした。下は襟と同色のスカートです。
　ちなみに、冬服は前開き（ホック止め）で夏服は横開き（ファスナー式）でした。途中で夏服（合服だったかな）も前開き仕様にしてもよくなりました。スカーフをスカーフ留めに通さずに結んでいる子もちらほらいました。
　現在は、ＭＣの話が何度か出たようですが（学校内で出たみたい）……変わっていないようです。願わくは、変わってほしくないですね。
　ほかにも卒業生の話が載っていますが、当時は夏服はネクタイだったんですね。私が入学したとき夏服は銀スカーフでした。上級生もスカーフ仕様だったので、いつから変わったかは分かりませんが……さりげなくマイナーチェンジしていたみたいです（ラインも今は太いのが１本だし）。ちなみにスカーフ留めは襟と同色のグレーです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：卒業生のＭ．Ｍさん）
　たいへん詳しいリポートに感謝！
　ビジュアルがなくても夏服のイラスト起こせそう。
　ありがとうございました(^^)/
　（2009年の投稿情報です）

今年の一年生から制服が変更になりました。ショックです･･･････････。
　制服変更の経緯はよく分からないのですが･･･････知り合いの姪っ子が今年、大分工業に入学したのですが、受験した姪っ子は工業のセーラーがよくて受験したというのに、受験のときに制服が変更になった事を知ったようです。（がっかりしていたそうです。）
　新しい制服は何の特徴もないつまらないデザインですね。セーラージャケットにしたり、スカートをもっと明るい配色にしたり、ありきたりなプリーツスカートではなくフレアーギャザースカートにするとかして個性を出せばいいのにね（大分高校の制服みたいに中のブラウスのセーラーカラーを外に出すデザインを参考にするとか）。制服メーカーもそういった工夫くらいすればいいのに･････と思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：卒業生のＭ．Ｍさん）
　きちんと事前にアピールしていたならともかく、
　受験者にもほとんど知らせていなかったという悪意さえ感じるＭＣじゃないですか！
　制服メーカーが経費のかかるオリジナルの旧モデルを嫌って
　ありきたりの平成不況型ブレザーを導入させたか、
　ＭＣを主導した人間の思い込みか（しかも卒業生の反発を恐れてか公表さえしない姑息さ！）。
　このようなＭＣはきちんと経緯を究明していくべきだと思いますが…。
　それにしても卒業生の方々もお知り合いの姪っ子さんも、かわいそうです。
　ありがとうございました。
　（2012年の投稿情報です）

大分工業高校の女子制服は110周年の記念でMCされました。私は今3年なのですが、来年から水色の夏服もMCすると先生が話していました。
　今のデザインになる前にデザイン候補が7つ程度あり（すべてブレザー）、在校の女子生徒にアンケートをとっていました。その案のなかにはベージュ赤チェックや緑のブレザーなどの奇抜なものもあったのですが…。女子のアンケートではベージュのものが一番でしたが、最終的には職員会議や偉い方のお話し合いで今のデザインになってしまいました。
　緑のセーラー、かわいいと思うのですけれど。残念です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：在校生のかなこさん）
　今時周年なんていうつまらない理由で
　卒業生に愛されている制服を無個性なブレザーにしてしまうとは…。
　ＭＣを勝手に決めてからブレザーだけの選択肢でアンケートを取るなんてのも悪辣。
　しかもその結果をまるで生かさないという出来レース。
　こんなの納得はできませんよね…。
　夏服だけでも今から守りとおせないものでしょうか。
　ありがとうございました。
　（2012年の投稿情報です）

＜大分県＞

県立大分工業高校