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★管理人評価★ |
地方の私立にしては実に珍しいセーラー服、しかも本当にまっすぐな関西襟で、自分で結ぶタイプのネクタイもあいまってキチンとした印象。制服は校風や歴史を見事に反映するもので、100年近い歴史や「至誠一貫」「質実剛健」「協力一致」という校訓をそのまま物語っています。美しくてカッコイイ。こういう学校を見てしまうと、チェック制服を採用している都市部の学校なんかはチャラチャラした感じに映ってしまうってもんです。
襟カバーがここで採用されているのはちょっと意外です。しかも薄手の生地らしく、下の襟の3本ラインが透けて見えるくらい。名古屋や大阪の襟カバーとはまた異なった由来の、オリジナルデザインだということなんでしょう。
中高一貫で、中学も同じセーラーですが、ネクタイが違う色(赤?)らしいです。
★観察記録★ |
中国山地の山奥にある私立高校。先入観から「都会の腑抜けを田舎でスパルタするぞ!」的な教育をしている学校だと思い込んでいました。が、調査にあたってちょっと調べてみたら、とんでもない。この土地で優れた人材を育てようという地元の熱意によって建てられ、旧制中学も引き継ぐきちんとした進学校だったのです。北広島でもっとも信頼されている学校の1つらしいですね。私立にありがちなコスいところがあんまりなさそうで、それがこの素敵な制服を大事にできている背景なんでしょう。
校名は旧大朝町新庄地区の地名に由来し、部外者が新庄に行こうとすると広島から高速バスで1時間あまり、途中下車になります。時間をつぶすところはコンビニくらいですが、五月晴れのもと、青々とした緑に彩られた由緒正しい日本の田舎町を散歩するのもいいもんです。学校は新庄地区の中心に位置しており、武家屋敷のような立派な校門がありました。町を見下ろす位置にある古い神社にもおまいりして、すっかり宮本常一気分だったんですが、決して旅行者が来るようなところじゃないので、絶対怪しまれたでしょうね。へへへ。
生徒さんは近隣の市町村から広範囲に通学しているようです。遠いところでは三次とか広島市とか…スクールバスで散ってしまい、自転車に乗っているところや歩いている姿はあまり見かけません。それでも数人見かけたところでは、みんなかなりまじめそうでした。スカートは膝丈と大人しく、白ソックスが規則の模様。ただ、カーディガン着用者が多かったので、ポケットの形などは曖昧なままです。また、調査当時は不明でしたが、スナップで留める前開きのタイプだとのご報告をいただいています(情報提供:山陰制服通信局サマ)。
★投稿情報★ |
襟のカバー下には学年章(算用数字)と校章(女子専用)をつけます。 (情報提供:広島新庄高校在校生さん) バッジ関係の情報がはっきりしました! ありがとうございました(^^)/ (2012年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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