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★管理人評価★ |
襟の強い丸みとボタン留めの前開きが特徴の沖縄セーラー、その代表格が最古の伝統校首里高のセーラーではないでしょうか。小さなちょこんとしたかわいらしいリボンとの組み合わせも他地域の人から見ると個性的に映るでしょうが、沖縄ではスタンダードなモデルです。夏の白襟も島内では多数派ですね。沖縄制服の良心として次世代に伝えていくべきでしょう。
そういう基本的なデザインに強烈な首里高らしさを与えているのが目にも鮮やかな太い縁取りライン。黒のように見えて濃紺。強いコントラストが南国の風景ともよく調和し、那覇の街角で見かけると、とても素敵な制服だと改めて実感させられます。
★観察記録★ |
琉球王朝時代の教育機関、国学をルーツとする沖縄最古の伝統校。世界遺産首里城にほど近く、歴史を感じさせる校舎は古城の威容と石畳の坂道が独特の景観を作る首里の町にしっくりと溶け込んでいます。普通科を主体とする進学校ですが、ほかに染織デザイン科を有し、沖縄の伝統工芸の伝承をも担っているところ、だてに「首里」の名を冠しているわけではありません。
暑い沖縄でもスカートは膝丈〜やや短め程度の上品な長さ。ソックスは短いものが多く、色はまちまちでした。調査当時は少しギャルっぽい子もいましたが、今はどうなんでしょうね。
★投稿情報★ |
首里高の冬服は、夏服の地の色を紺にして、ラインは白。ラインの位置は、夏服と同じ。ネクタイも白になります。最近では、ハイソをよく見かけますが、スカートの丈は、まだ長いほうです。
(情報提供:地元?のあっぷるさん) 冬服情報の追加感謝です。 ありがとうございました(^^)/ (2009年の投稿情報です) |
先日沖縄の大学の先生と話す機会があり、「那覇高校の冬のセーラー服のラインは, 昔は2中だったから2本で, 首里高校は1中だったから1本なんですよ」と話してくれました。 (情報提供:深海さん) おお〜、そんな由来があったとは! これだからセーラー服はちょっとしたデザインも侮れないのです。 ありがとうございました(^^)/ (2011年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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