＜北海道＞

北海道苫小牧西高校

★PROFILE★ 学校名 　とまこまいにし 所在地 　北海道苫小牧市 主な交通機関 　JR室蘭本線青葉駅 夏服の特徴 曲線的な黒の関東襟。 背でクロスする極太の黒ライン１本。 黒リボンタイ（黒ナイロンリボンが正規のスタイル？）。 襟のコーナーにはマークなどなし。 夏服のカラー 図解のとおり、黒１本ラインが背でクロスする。 冬服の特徴 　冬服の詳細は不明です。夏服の身ごろを黒にしたもの？ 特記事項 　私服通学可。 　ただしセーラー服が制服として指定され、着用率も高い。 調査年 　２００９年 　学校公式HP　⇒　http://www.tomanishi.hokkaido-c.ed.jp/ このデータは管理人が上記調査年に個人的に集めた情報ですので、現状では変更されている可能性があります。制服の歴史、着こなし、学校の特色など、情報をお待ちしております。管理人へのメールまたは掲示板をご利用ください。

　北海道らしい曲線的で幅広の襟に加え、黒襟に黒ラインという落ち着いた配色が大人びたリリシズムを湛える素敵なセーラー服です。黒と白だけではとかく地味になりがちですが、大き目のリボンが女の子らしくてかわいい。高校生に似合うデザインとはこういうのを言うのでしょうね。また、1cm以上はありそうな極太の黒ラインは背で交差し、この制服のシンボルになっています。こうした控えめな特徴、学校制服としては理想なのではないでしょうか。
　苫小牧は特徴のあるかわいい制服が多いと言われ、西高もクロスラインセーラーが評判だったわけですが、そこに衝撃のニュースが伝えられたのが2001年のこと。2002年から西高が私服化するというのです。それはそれはショックでしたが、フタを開けてみたら制服廃止ではなく、あくまで普段の通学に私服を認める、というもの。校内でも「制服を着られなくなるのはいやだ」という声が多かったらしく、あくまで「希望者は私服でもいい」という形に落ち着いたようです。結果として、苫小牧の町には今でもこの黒セーラーがにぎわいを与えています。

　私服併用校ということで着用率が気になりますが、青葉駅などで見る限り50％近い状態。私服といってもジャージなど部活スタイルが多く、またセーラーは着なくても黒のプリーツスカートははいている子がほとんどなので、あまり違和感がありません。私服化当初からだいたいこんな割合が維持されているようです。今後も50％近い率でセーラー服は愛用されていくのではないでしょうか。私服化の要望はもともと生徒会から出たようですが、制服を着たいという女の子が多いことも確か。そんな心理がこの数字に表れているようで、重要なモデルケースになりそうな学校です。
　となると制服の着こなしもかなり自由になると思われますが、もともといじりようのないデザインゆえ、見られるのはリボンの付け替え程度。もともと黒のナイロンリボンを大きく蝶結びにするのが正規のスタイルですので、形のできているリボンタイへの付け替えが多数派になっています。黒ハイソにローファー多し。また、ポケット下にバッジをつける穴がありますが、つけている生徒さんは見ませんでした。

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