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★管理人評価★ |
北海道では極めて珍しい関西襟、おまけに黒セーラーとくれば、この制服にかけられた意気込みがわかろうというもの。学校制服の個性というのは、キワモノに走ればいいというわけではありません。質実を尊ぶ気風がうかがい知れるシンプルなデザインこそが、学校制服の理想的な姿でもあります。他校のまねではなく、しかも流行に流されるわけでもなく、完璧なオリジナル制服を制定したあたりに、若い学校とはいえきちんとした教育理念を感じられるのはうれしいものです。
学校経営が多様化するにつれて生徒保護者に媚びる学校が増えている中、こういう制服に代表される校風、すごくカッコイイですよね。
★観察記録★ |
このセーラー服からはちょっと想像できませんが、昭和59年開校という非常に若い学校。この直後あたりから学校制服が商業主義に取り込まれ学校自身が制服を決めることを放棄するようになっていくことを考えると、稲雲高校のセーラー服は「古き良き時代」の申し子として奇跡的に花を咲かせた最後の正統派制服と言えるのではないかと思います。同じような背景を持つ篠路高校のセーラーとともに、札幌市民にはぜひ大切にしてもらいたいです!
お察しの通り、指導は比較的厳しいらしく、着こなしはかなりきちんとしています。手稲駅からは20分くらいかけて坂を登ったところに位置するため、通学はなかなかにハードらしい。でも、そういうのっていい体力づくりになるんですよね。校舎からの見晴らしもよく、それが校名に「雲」の字が使われているゆえんなんでしょう。
★投稿情報★ |
北海道札幌稲雲高校の卒業生のものです。母校の制服の特徴をとてもよく掴んでいて、びっくりしました。思わずクローゼットにしまってある自分の制服と比べてしまったり(笑) 私が在校中(もう4年ほど前になりますが…)の開校20周年のときに制服変更の話が持ち上がったのですが、父母や卒業生・在校生から強い反対を受けてその話はなくなったようです。正統派セーラーの制服が目当てで入学してくる子もいるので、やはり人気なのですね。 公立高校としては看護学校への進学率がかなり高いため、『看護クラス』という看護学校進学希望者だけのクラスが3年生になるとできます。例年、文系私立(短大・専門学校含む)と文系国立が2クラスずつ、看護1クラス、理系が2クラス(内1クラスが全員男子のみの男子クラス/笑)となっております。男子クラスは公立高校なのに、男子校の臭いがしました…(笑) 校則で決まっているわけではありませんが、靴下はみんな紺色でした。流行だったというのもありますが、白だと長さによってはヤボったく見えるので。冬は黒タイツの子もいましたね。大人っぽくて美脚に見えるのでという理由もありますが、とにかく冬は雪がすごいので防寒のための黒タイツという子がほとんどです。山を切り崩した高台にあるため通学路は吹きっさらしで風が強く、雪がすごいのです。学校の周りは大吹雪でも、下に降りると晴れてることもしばしば。。。 熊もよく出ます(笑) 母校の制服をかわいく真剣に評価してくださり、ありがとうございました。 (情報提供:稲雲卒業生さん) 制服変更の話があったなんてビックリでした。 こんなときに在校生も卒業生もきちんと反対できるって正しい環境だと思いますよ。 いろいろな詳しいお話、ありがとうございました(^^)/ (2008年の投稿情報です) |
今年入学したばかりのものです。確かに稲雲セーラーに憧れて入学しました。 今は指定カーディガンとセーターもあり、なんとなく平成っぽいです。カーディガンは冬用と夏用があって、形が違ってかわいいです。もちろん黒いですが…(笑) スカーフはあえて短いのが流行りです。最近はリボンをわざと小さくするのがはやっています。小さい方が可愛いらしくほとんどの生徒がやっています。そのやり方にコツがいるので、1年生は3年生に教わってつくっています。 スカートは短くできないように裾の裏側に校章が入っています。ちなみに身ごろも短くできないように裏側に校章があります。あとはセーラーの襟の後ろが白くなっています(笑) 校章バッジなどはありません。 スカート丈はみんな真面目に長くしています。3年生の短い人でも膝の真ん中くらいです。身だしなみ点検が厳しくスカート丈はもちろん、スカートを折ることも禁止なので折り目がついてないか見られます。前の日にアイロンがけを忘れると大変です(笑)。スカート点検と一緒に爪とピアスの穴、男子は髪の毛点検があります。 自分の高校の制服についてたくさん知ってもらいたいです。 (情報提供:稲雲高校在校生さん) 在校生さんならではの詳細な情報、たいへん感謝です。 制服への愛情を感じますすねー。 ありがとうございました(^^)/ (2010年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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