　典型的な名古屋スタイルのセーラー服で、シンプルな中にも強い主張を感じる１本ラインが特徴。金城、惟信、松蔭、大府など１本ラインの学校はいくつかありますが、紺と黒の選択が自由なスカーフと、微妙なラインの細さで判別しましょう。後述するとおり、強い存在感を持つ制服です。学校の方針がそのまま反映されているからでしょう。
　なんで名古屋セーラーって、さしたる飾りもないのにこんなにカワイイんでしょうかね。長年地元の人達に愛されてきたデザインだけあります。

　好感度抜群の学校です。愛知県の公立では、例外的に服装指導が厳しそう。ルーズソックス全盛の時代でも学校の近くではルーズは１人もいなかったし、スカートは膝丈程度。ギャル風の着こなしが普通になっている名古屋エリアにあって、珍しいことです。町方駅（無人駅ですが…）で列車を待つ姿もキチンとしていました。こうした学校のこだわりがシンプルを極めた制服にもこめられているように感じます。
　スカーフの紺と黒は、特にどちらが極端に多いということもありませんでした。

私が見ていた中では、スカーフはほぼ紺です。スカートは膝丈というより膝下で、ベルトは短くしているのが見つかると没収されます。
　この地域は中学もほぼ同じデザインのセーラーが多く、襟の白ラインを変えたりして中学から6年間着続ける人もいます(私もそうです）。中学から持ち上がりで使い続ける人も生徒の１０～２０％くらいいて、OLIVE des OLIVEというブランドの制服を使っている人は前ファスナーです。前ファスナーは高校入学してから買うことは禁止されていて、「前ファスナ＝中学から持ち上がり」なんです。OLIVE des OLIVEの制服は前ファスナーにくびれて見えるようにラインが入っていてとても可愛いです。あとファスナーがOLIVEの形になっています。
　あと最近ではスカーフをリボンの形に結んでる人も何人かいますが、スカーフの長さが足りないのでほとんどやっていません。
　今年の2月から津島北高校の公式HPに美術部員が書いた制服のイラストが掲載されました。着こなしや髪型もとても分かりやすいです。ぜひ見てみてください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（情報提供：津島北高校在校生の紗音さん）
　現役生さんならではの詳しい情報ですね！
　特に中学の制服との関係は、正規の制服を知る上で助かります。
　ありがとうございました(^^)/
　（2012年の投稿情報です）

＜愛知県＞

県立津島北高校