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★管理人評価★ |
基本デザインに忠実な関東襟セーラー服がほとんどの和歌山にあって、特に目を引く関西襟親子ラインは、ここ、和歌山北。胸当ての凝った刺繍とのバランスが美しく、ちょっと豪華でしゃれたイメージがあります。蝶々のようなリボンタイもユニークですよね。
全国的にも類似モデルが見当たらないという個性を買って、和歌山のイチオシ制服に挙げておきましょう。着る人の意識の持ちようでどんどんかわいくなるタイプの、素敵な制服です。これからもずっとそのまま守っていってほしいですね。
★観察記録★ |
いざ実物を見てみると、いろいろ不思議な点も多い制服でした。
まず気になるのはなんといっても胸当ての刺繍でしょう。これ、一体何を表しているのやら。このイラストでは正確に描けておりませんが、それも致し方なし。写真資料でもなければ到底覚えきれない、やたらと複雑な意匠です。どこから来たものなのか…ご存知の方の情報をお待ちしています。
あと、襟の大きさにかなりのバリエーションあり。メーカーの差なんでしょうが、深いもの、比較的浅いもの、非常に丸みが強いもの、緩やかなものといろいろあって一概に形を決定できません。いちばん主流だったのはイラストのような形状かな。個人的にもこのくらいがいちばんキレイだと思います。
和歌山の学校はみんなそうなんですが、着こなしはかなりラフ。ソックスはまちまち、リボンを取ってしまうコも多いし、スカート丈は膝下が多いとはいえバラバラ。ただ、調査記録は古いので、最近はまた状況が変わっているかもしれません。
しかし、統合によりこの制服の引退が決定(下記投稿記事参照)。和歌山北という名前は残りますが、グレーの新型セーラーにとってかわられるということで、ここまで変わったら制服も別物ですし、かろうじて校名が残っただけ。卒業生の方々には大きな喪失感を残す統合という結果になったようです。とりあえず、この記事は後日「引退制服顕彰館」に移します。
★投稿情報★ |
近年、和歌山県では、高等学校の統廃合や学科の再編が進みつつあります。 私の母校、和歌山県立和歌山北高等学校も例外ではなく、数年前から、和歌山西高等学校との統合計画が県教委より示されていましたが、遂に、今年4月に、統合されることとなってしまいました。 統合後の校名は、以前より『和歌山北高等学校』と決まっていたので、安心していましたが、制服についても変更されるようです。セーラー服ですが、これまでのものとは異なります。なお、夏服は、載っていないので不明です。詳しくは、和歌山北高等学校の公式ホームページを参照して下さい。 ※和歌山北高等学校の特徴※ 高校時代、生徒会活動をしていたので、学校の特徴について少し書きます。 全国で2番目に保健体育科(現在の『体育科』)が設置されました。体育系の部活が盛んなことや、長距離のマラソン大会(普通科・体育科共に、男子12km/女子8km)で有名ですが、最近では、文化系でも吹奏楽部が和歌山県高校吹奏楽コンクールで金賞・銀賞を受賞するなど活躍しています。因みに、統合後は、『体育科』の名称を、『スポーツ健康科学科』に変更するそうです。 また、生徒への生活指導が厳しいことでも知られています。先日久々に学校を訪問しましたが、生徒たちは、みんな礼儀正しかったですよ。 (情報提供:卒業生の南紀&くろしおさん) 本当に悔やまれますね。 どうして統合前の名残をなるべく残すという簡単なことができないんでしょう。 不公平だというなら、冬服と夏服で両校の制服を残せばそれで万事OKなのに。 情報、ありがとうございました(^^)/ (2012年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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