<石川県>
私立遊学館高校
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学校名 |
ゆうがくかん |
所在地 |
石川県金沢市 |
主な交通機関 |
JR北陸本線金沢駅 |
夏服の特徴 |
- 白の大ぶりな関東襟。
- 8mmほどの紺(青紫?)ふちどりと細めの紺(青紫?)ライン1本。
- 白スカーフ留めに紺スカーフを通す。
- スカーフ留めに紺で校章刺繍。
- 裾に絞り。
- 襟のコーナーにはマークなどなし。
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夏服のカラー |
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図解のとおり、太いふちどりと細いラインを組み合わせたデザイン。 |
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冬服の特徴 |
夏服の身ごろを紺に、ラインを白にしたもの。スカーフも白。 |
特記事項 |
別の制服から自由選択が可能だが、セーラー服着用者が多い。 |
調査年 |
2003年ごろ |
学校公式HP ⇒ http://www.yugakkan.jp/ |
このデータは管理人が上記調査年に個人的に集めた情報ですので、現状では変更されている可能性があります。制服の歴史、着こなし、学校の特色など、情報をお待ちしております。管理人へのメールまたは掲示板をご利用ください。 |
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いかにも新設の私立校のような校名、男子はブレザー、制服は数種類の中から自由選択…とくればどう考えても平成不況型ブレザーか派手なデザイナー系ブレザーが関の山なのに、このクラシカルな個性派セーラーはなんなのだ!? と事情を知らない人には不思議な制服。実はこの学校、戦前創立の金城高校が1996年に共学化してできた学校で、女子高時代から続く制服なんです。
地方都市の私立は近年の共学化や改編でほとんどが以前の制服をあっさりとMCしてしまったのに、この学校は新しい制服を導入する一方で自由選択として金城時代のセーラー服をちゃんと残しました。その結果、おもしろいことに今時のブレザーよりもこのセーラーを着る生徒さんが多く、結局新しい共学校の顔として定着しています。最近は学校案内パンフのトップを飾るのもこのセーラーになっています。制服がいくつもあるのではっきりしませんが、セーラー選択率は50%以上にはなっているはず。当初はHPでも新しい制服ばかりアピールしていたような記憶があるので、学校としては金城高校の伝統を捨てるに忍びずひっそり残したという程度だったのかも。その結果こうなったのは、むしろうれしい誤算だったかもしれません。
ちょっと見れば選ばれる理由もわかるデザインです。全国でもここだけという親子ラインのふちどりデザインがよく目立ち、しかもよく見るとやや紫がかった非常にきれいな色をしています。かなり大ぶりな白襟が際立っていますが、肩に大きくかぶさるような関東型の襟は東京でも大阪でも名古屋でも見られない独特のものです。金沢市内には北陸学院という超有名なセーラー服があり、こちらは鮮やかな青で東京襟に近い小ぶりな襟。それぞれに個性的です。
新設校のような若々しさがある一方で、生徒さんたちは制服で「うちは伝統校なんだ」と胸を張れる学校。何でもホイホイ変えてしまうようなほかの私立校は、いろいろと見習ってほしいです!
共学化に際しては相当大規模なSIを行ったようで、特に新設だったはずの男子の部活がやたらと活躍しています。野球部が創部1年半で甲子園に出場したのは史上最速記録とのこと。このくらい資金と手間をかけないと、私立の改革というのは成功しないものなんでしょう。そして、いまどき制服改定するくらいでは大して意味はない、ということもわかります。学校は金沢の中心部にあるので、立地に恵まれているのも大きいですね。
着こなしは平均的で節度があります。スカートはやや膝上〜少し短め、という程度で揃っており、白のソックスが規則っぽいですね。派手さはないけど、きちんとオシャレしている子が多いです。極端に厳しくもなく、まったく放任でもない、今時の女子高生には理想的な指導方針かもしれません。
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このイラストは2代目です。裾の絞りをどう描くか、いろいろ試行錯誤してますがなんかしっくりいかないなあ。
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