サラリーマン時代、中南米に出張する機会あり蘭の故郷をかいま見た気がしました。この経験を三回にわけて報告いたします。

旅1−−ブラジルマナウス、パナマ、コロンビア
旅2−−ペルー インカ都市クスコ、ウルガイ モンテビデオ
旅3−−アルゼンチン、最南端の町フエゴ島 ウスワイア

 

 第1回目は、1996年7月でブラジル、アマゾン川の流域都市マナウスと自費の観光では、なかなか選択出来ないパナマ運河のあるパナマそしてコーヒーで有名なコロンビアの首都サンタ フエ デ ボゴダです。

ブラジル、マナウスでの体感気候

JALでロサンゼルス経由ブラジル、サンパウロまで24時間その後国内線に乗り換えてアマゾン川流域都市マナウスまで4時間と待ち時間も含めトータル30時間の旅でした。それでも地球の裏側までこのくらいの時間で行けるのですから近さを感じました。それも学生時代宇都宮から実家のある網走まで列車で24時間かかって移動していたためでしょうか。

マナウスを流れるアマゾン川のネグロ川の夕日です。

対岸まで15kmとの説明でした。
川の色は黒ぽかったです。
7月は南米では、冬にあたり乾季で水量が少ない時期とのことでした。
半日時間が取れて、アマゾン川でクルージングを経験しました。アマゾン川が2色の流れになるのを見ながら世界最大の淡水魚ピラルークのテンプラをつまみにビールを飲む優雅な時間を過ごしました。この支流の奥に行くと色々な蘭君に出会えるんだろうなーと思い周りの景色を堪能しました。
アマゾン川沿いのホテルに宿泊。西洋系のお客が多かったです。

ここで飲んだ一杯の強烈(アルコール度が強い)なカクテルがここの気候に合うのか非常に美味しかったです。
カクテルの名前忘れました。

日中は直射で35℃をこえて蒸暑いと感じるが木陰に入るとそれほど暑く感じませんでした。風が吹いているとなおさらです。
蘭君の乾季での環境を身で感じた気がしました。自生地まで行けないのだからせめて身体でこの気候を感じようとーーー。

サンパウロの写真がないのですが、マナウスの帰り一泊をして感じた体感は、日中は長袖のワイシャツ1枚ぐらいで夜はそれに上着を、はおるぐらいでした。朝方は12,3℃で湿度は結構あったように感じました。
蘭君が生息する山の方は、もう少し温度が下がるんだろうなーと想像しました。

暑かったパナマ

96年、98年と通算三度訪れました。ここに会社の支社があったためです。太平洋側のパナマとカリブ海側のコロンを見てきました。パナマ運河に沿って道が走っていて車で1.5時間ぐらいの距離だと記憶をしています。いずれにせよ、ここでも蘭君を身近に見る事は出来ませんでした.蘭君は山の方へ行かないと見られないとのことです。

 

パナマ空港。いつもマイアミ経由で入りました。96年に最初の入国は一人でしたので不安一杯の気分でした。それにしても小さな国際空港でした。日本の地方空港のほうが、はるかに立派です。
ホテル前の町並み。なんとボンネットタイプのバスが走っていました。懐かしく思いました。

パナマシティの気候はシンガポールにちかいように感じました。

休日ホテルで蘭を見れる所がないかと尋ねたところ、この近くには無いとのことでタクシーをチャータして市内見学をしました。

この場所はパナマシティの摩天楼?が見渡されるところです。

パナマ運河、仕事の帰り案内してもらいました。夕方の運河を見学する観光客がチラホラいました。
日本の船が来ないかなーーと。
カリブ海側の運河の入口があるコロンです。水平線に見える海はカリブ海です。運河に向かう大きな船が何隻も連なっていました。

パナマシティよりこちらの方が、暑く感じました。

コロンビアでの体感気候

 パナマからコロンビアの首都サンタ フエ デ ボゴダまで空路で2時間ほどでした。2泊2日の滞在。蘭君の宝庫でもあるが、仕事では勝手なことも出来ず。せめてコロンビアの空気と気候を体感出来ただけでも良しと思わなければ。それにしても厳戒体制。

アンデスを超えて首都サンタ フエ デ ボゴダ近く。機上から。
宿泊さきのホテルCOSMOSの窓より。

直ぐ近くまで山が迫り山の方から霧が湧いてくるのが解りました。ボゴダは標高2400mと高地に位置しているため日中もそれほど暑くなく日本の初夏の感じでした。夜には、上着を必要とするくらいでした。

ボゴダの市内風景

直接には、蘭君に会えませんでしたが、マスデバリアなどの気候的環境は、こんな感じだのかなーと体感しました。ただ湿度は結構あったように思います。日本の夏が彼らにとって暑がるのが良くわかりました。

時間をとって、国立博物館と銀行の中にあった黄金博物館を見てきました。

治安が悪いせいか、いずれの場所でも物々しい警備でした。自動小銃をかまえた人がいたるところに立っていました。夜になると人通りもとだえ街灯の火も暗く感じ夜は出るなと警告しているみたいでした。

余談に、コロンビアの女性にはハーッとする美人が事務所に一人か二人いました。まわりと比較して際立っているのです。ブリーダーとしては、興味のある限り。

それでは、次回をお楽しみに。